30日、国営ベトナム通信社は、ベトナム人が周辺の国々へ誘拐される事件が頻発しているとした上で、特に中国が関係する事件が増加傾向にあり、深刻な社会問題になっていると報じた。写真は中越国境。

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2016年7月30日、中国網によると、国営ベトナム通信社(TTXVN)は、ベトナム人が周辺の国々へ誘拐される事件が近年頻発しているとした上で、特に中国が関係する事件が増加傾向にあり、ベトナム人の人身売買が悪化の一途をたどっていることが深刻な社会問題になっていると報じた。

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ベトナム公安省警察総局のグエン副局長によると、ベトナムの63省市すべてで誘拐犯罪が起きており、11〜15年の5年間に摘発された誘拐事件は2200件、拘束された容疑者は3300人に上るという。救出された被害者は4500人で、7割が女性。だが、それ以前の5年間と比べると、事件数は11.6%増えている。

中国との国境周辺地域では、両国の行政機関が協力して摘発を強めているが、女性や子どもの誘拐・人身売買事件は依然として増加傾向にある。よく見られるのが、高い給与を餌に中国へ連れて行き、現地に到着すると売春や結婚を強いるという手口だ。

ベトナム公安省警察総局の発表した最新の報告書によると、11〜15年に中国とベトナムの協定に基づき両国国境で摘発された誘拐・人身売買事件は1543件、拘束された容疑者は2340人、救出された被害者は3146人に上る。

国営ベトナム通信社は、国際的な協力関係を深めることが、誘拐や人身売買の摘発につながっていると伝えている。(翻訳・編集/岡田)