南シナ海の領有権をめぐる問題で、中国は日本や米国への反発を強めている。中国側は「南シナ海に関係のない日本が余計な口出しをしてトラブルを起こしている」との認識を持っており、ネット上では「愛国」の名のもとに日本への非難や過激な言論も活発化している。また、日本製品の不買を呼びかける者も根強く存在する。(イメージ写真提供:123RF)

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 南シナ海の領有権をめぐる問題で、中国は日本や米国への反発を強めている。中国側は「南シナ海に関係のない日本が余計な口出しをしてトラブルを起こしている」との認識を持っており、ネット上では「愛国」の名のもとに日本への非難や過激な言論も活発化している。また、日本製品の不買を呼びかける者も根強く存在する。

 中国メディア・今日頭条は26日、「愛国」に関連して「日本人はどうして日本車を愛するのか」とする記事を掲載した。記事は「多くの中国人は『日本人が日本車を買うのは愛国心からだ』と認識している」と紹介。確かに日本人は強い民族的自尊心と団結心を持っているとしつつも、日本人が愛国心ばかりで国産車を愛用しているわけではないとの見解を示した。

 そのうえでまず、日本人と日本市場で絶大な人気を誇るハイブリッド車との関係について解説。道路事情や歩行者に道を譲る文化によりストップアンドゴーを繰り返す必要がある日本人にとって、ハイブリッド車が走行性能的にも経済的にも適しており、なおかつ日本政府がエコカーの普及を奨励していることから、日本のメーカーがハイブリッド車を積極的に導入し、消費者が好んで購入するという構図が成り立っている点を挙げた。

 また、排気量660cc以下で寸法にも制限があるという日本独自の規格である軽自動車が、燃費の良さ、税金の安さなどから日本国内で非常に高い人気を誇っている点、エンジンのシステムやデザイン、内装などにおいて、日本メーカーが外国メーカーよりも日本人の心をつかんでいる点などについても言及している。

 記事は「理性的な自動車文化、適切な政策による支援、強い製品力、非常に高いコストパフォーマンス、良好なブランドイメージが、日本における国産車シェアが94%という高い数字をもたらしているのである」と論じた。

 日本人が国産車を好む最大の理由は、やはり「信頼性が高いから」だろう。もちろん自国の産業発展のため、愛国心から、という動機も少なからず存在するだろうが、「愛国心」でわが身の安全を守ることはできないのだ。しっかりとした作りで安全かつ快適というイメージが確固たるものであるからこそ、国産車が選ばれるのである。中国の自動車産業も、「愛国心」以外の理由で自国民に愛され、信頼されるブランドへと発展していくことが求められている。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)