女っぷりが上がる…!「悪口」を聞いた時のスマートな対応

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「ここだけの話なんだけど……」こんなフレーズのあとには、決まって人のうわさ話。しかもどちらかというと悪いうわさや、悪口であることが多いのも特徴ですよね。

そして、人の悪いうわさ話は聞いていて気分のよいものではありません。こんな時、どうするのがいいのでしょうか?「ごめん。私、人の悪口苦手なの」そうハッキリ言いたいけど、言ってしまうと次は自分がターゲットにされかねないという心配もあります。

そこで今回は、人の悪口や批判をする人の心理と、スマートな対処法を心理カウンセラーでもある筆者がご紹介します。

■1:実はコンプレックスが強い!? 人の批判、悪口をいう人の心理

人の悪口をよく言う人、人のあげ足を取る人、人の批判が多い人、こういった人は一見性格が強そうに見えますが、実は心の奥底で自分自身に対しての不安や不満が強い人が多いです。つまり人を悪く言う事で、自分を肯定しようとしているだけ。悪口を聞いた相手が「そうそう!」と同意してくれると、自分が肯定された気分になれるのです。

時節柄、選挙での演説に例えてみましょうか。自分が完全に有利だと分かっている候補者は、マニフェストや理想の国づくりを語ります。しかし不利な政党ほど、他の政党の意見を批判したり、「それではいけないんです!」と否定したりしているのに気が付きませんか? 職場やママ友でも人の心理は同じです。

弱い人の悪口を言う人は、本当は自分も弱いけれどそれを素直に出すのが怖いから、弱い人の悪口を言うことで自分の弱さにフタをして自分を肯定しようとする。目立つ人の悪口を言う人は、自分も目立ちたいのに目立つだけの自信がないから、悪口を言う、それだけのことだといえます。

■2:もし悪口を聞かされたら……

できるだけ避けていても、話題が誰かの悪口になることもあるでしょう。そんな時はサラッと受け流し、話題を変えてしまいましょう。そしてそのあとがポイント。変えた話題に相手が乗ってきたタイミングで、「さっき〇〇さんの悪口言ってた時より、すっごくいい表情してるよね。私、今のその表情好きだよ」とか、「それだけのいいアイデア持ってるのに、なんで〇〇さんのことを気にするの? あなたは十分、魅力的だ(仕事が出来る)と思うよ」と、その人の表情の変化や長所を褒めてあげましょう。

人は自分が認められると、人の悪口を言う必要がないことに気が付くものです。

いかがでしょうか。この対応なら相手を刺激することなく、その後のコミュニケーションも気持ちのいいものに変わってくるはず。あなたらしい言葉で、ぜひ試してみてくださいね。

【筆者略歴】

SAYURI・・・長年の医療業界での経験を生かし、健康管理士、食育インストラクター、心理カウンセラーとして執筆活動や講演活動をする傍らNPO法人予防医療推進協会の理事長も務める。

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※ conrado / shutterstock