正確なショットと粘り強いプレー、時松は世界で戦える?(撮影:福田文平)

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 2016年の7月は時松隆光にとって忘れられない月となるだろう。7月1日にはチャレンジトーナメントの「ジャパンクリエイトチャレンジin福岡雷山」で自身初の優勝を飾り、その資格で出場した先週の「ダンロップ・スリクソン福島オープン」でツアー初優勝。さらにはその優勝で出場のチャンスを得た今週のマッチプレーで1億円をゲット。7月だけで1億1,180万円を稼いだことになる。
時松、優勝賞金1億円をゲット!!
 ツアー優勝により2年のシード権を得た時松だが、この1億円は本人さえも想像していなかったに違いない。 ただ大会の主旨でもある“勝者よ、世界の扉を開け”というコンセプトは強く意識している様子で、海外挑戦意欲も見せている。「自分の飛距離では正直、PGAツアーは厳しいと思うんです。行くならヨーロッパだと考えています」。学生時代に共にナショナルチームに選ばれ競い合った川村昌弘が欧州ツアーに挑戦していることもあり、海外ツアーの話を聞くことがあると言う。
 持ち味であるショットの正確性を武器に戦えるフィールドを冷静に見極めているあたりは、今週のマッチプレーでの勝利は決してまぐれではなかったのだろうと感じさせる。柔よく剛を制すではないが、飛ばなくても自分の強みを活かせばツアーでも戦えることを証明した時松。ツアーで久しくいなかった若い玄人ゴルファーが現れた。自身の武器を生かし、世界に羽ばたいてもらいたい。

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