『ネオ寄生獣』

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 12名の人気マンガ家たちによる、岩明均の大人気漫画『寄生獣』のトリビュート作品を1冊にまとめたアンソロジー『ネオ寄生獣』が、2016年7月22日(金)に発売された。既に購入した読者からは「やばい! それぞれが大傑作!」「度肝抜かれた! いやもうずっしりとした読み応え!!」「作品全部面白い! 久しぶりに買って大満足の1冊」「それぞれの完成度の高さが凄いわ」と絶賛の声が上がっている。

 『寄生獣』は1989年に『モーニングオープン増刊』に掲載され、その後『月刊アフタヌーン』に移行し、1995年まで連載された作品。高校生の新一と、新一の右手に寄生した寄生生物・ミギーが互いの命を守るために、人間を食い殺す寄生生物たちと壮絶な戦いを始めるという物語だ。

 同作はその突飛な設定や、リアリティのある人間像、深いテーマ性から「人生の中で最も心奪われた漫画!」「人間とは何かを深く考えさせられる作品」「種と種の生存競争という大きなスケールが、丁寧な心理描写とともに描かれていてとにかく引き込まれる!」と熱狂的なファンを獲得。1993年に「第17回講談社漫画賞」を受賞、1996年には「第27回星雲賞コミック部門」を受賞するなど、漫画界でも高い評価を得た。2014年にはアニメ化や実写映画化もされ、原作を知らない多くのファンからも熱い支持を受けることに。

 そして今回発売された『ネオ寄生獣』には、2014年から2016年まで『月刊アフタヌーン』に掲載されたトリビュート作品が収められているのだが、その参加作家の豪華さには目を見張るものがある。 『ポーの一族』『11人いる!』で知られ、紫綬褒章を受賞した萩尾望都、『スプリガン』や『ARMS』の皆川亮二、『FAIRY TAIL』の真島ヒロの他、平本アキラ、瀧波ユカリ、韮沢靖、遠藤浩輝、植芝理一、熊倉隆敏、PEACH-PIT、太田モアレ、竹谷隆之など、漫画界の第一線で活躍する錚々たる面々の力作が揃った。

 萩尾望都が描いた『由良の門を』では、寄生獣で大きな存在感を発揮した田宮良子の娘・由良を主人公に据えて物語が展開される。高校教師の寄生生物である良子は、自ら生んだ娘の由良を泉新一に託して死んでしまう。由良は自分がどういう血を引いているかを知らずに成長するのだが、いつの頃からか頭の中で「ダマレ」「コロセ」という声が聞こえるようになる――。

 読者からは「由良に目をつけるところがスゴイ!」「原作に敬意を払いつつ隅々まで萩尾望都作品! もちろん最高に面白かった」「むちゃくちゃ感動した!!」「これ1作でも購入したいくらいの完成度の高さ」と絶賛の声が叫ばれた。

 また『鉄風』で知られる太田モアレの描いた『今夜もEat it』では、山脇という寄生成物の男が人間の女性と結婚し、長きにわたり連れ添うという不思議な物語が描かれ、「岩田先生が後日譚として描いたと言われてもおかしくないくらいのクオリティに驚愕!」「無表情な寄生獣ダンナの奥さんは幸せだっただろうなと、幸せな気持ちになれた」と大好評の様子。

 さらに皆川亮二の描いた『PERFECT SOLDIER』は、砂漠の戦場で寄生生物同士が激しいバトルを繰り広げるという、皆川お得意の戦闘世界に『寄生獣』の設定を活かした物語となっており、「皆川節全開って感じ!」「寄生獣と皆川先生の世界観の親和性高すぎでしょ! バトルに熱くなった」と興奮の声が聞かれた。

 他にも、平本アキラの漫画『アゴなしゲンとオレ物語』と『寄生獣』がまさかのコラボを果たした『アゴなしゲンとオレは寄生獣』や、真島ヒロの漫画『FAIRY TAIL』に登場するキャラクター・ルーシィにミギーが寄生してしまう『ルーシィとミギー』など、それぞれの作者ならではの面白い工夫が凝らされている。

 元々の『寄生獣』ファンも、読んだことのない人も、力作ぞろいの『ネオ寄生獣』にハマっているようだ。まだ手に取っていない人は、バラエティに富んだ『寄生獣』ワールドに足を踏み入れてみてはいかがだろう。

■『ネオ寄生獣』

著:萩尾望都、太田モアレ、真島ヒロ、PEACH-PIT、熊倉隆敏、皆川亮二、植芝理一、遠藤浩輝、瀧波ユカリ、平本アキラ、韮沢靖、竹谷隆之

発売日:2016年7月22日(金)

出版社:講談社

※掲載内容は変更になることがあります。