<南シナ海>太平島上陸の漁業関係者ら帰港  野党主席らが歓迎/台湾

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(屏東 31日 中央社)南シナ海南沙(スプラトリー)諸島太平島に上陸した漁業関係者らを乗せた漁船5隻が31日午前、屏東県塩埔漁港に帰港し、集まった市民や支持者およそ600人から盛大な歓迎を受けた。

漁業関係者らは今月20日に出港。25日夜に現地に到着し、翌26日に一部が上陸を果たした。

漁港では野党・国民党の洪秀柱主席をはじめ、複数の立法委員(国会議員)も出迎えた。洪氏は会員制交流サイトを通じて帰港の様子を生中継。今回の行動を支持するコメントが多数寄せられた。

その後開かれた記者会見では、「満吉勝号」の陳富盛船長が太平島で積み入れた水やココナツ、砂、パンなどを紹介。発起人の鄭春忠さんは、「漁業関係者が自分の国土に関心を寄せる心の声を表現したかった」と語った。

ただ、一部からは反発の声が上がり、大きなプレッシャーがあったことを吐露。「太平島は島であり、台湾のものだ。なぜ捨てる必要があるだろうか」と時折声を詰まらせながら主権を主張した。

一方、行政院(内閣)農業委員会漁業署は、漁業権を守る行動は尊重するとしながらも、漁業に関する規則に違反したとして、処分する方針を明らかにした。

(陳政偉/編集:齊藤啓介)