29日、ベトナムの2カ所の空港システムが中国人と見られるクラッカー(悪意のあるハッカー)に侵入され、南シナ海の主権をめぐり中国と争うベトナムとフィリピンを侮辱する言葉がモニターに表示される事件が起きた。資料写真。

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2016年7月30日、仏RFIによると、中国人とみられるクラッカー(悪意のあるハッカー)が29日夕、ベトナムの2カ所の空港のシステムに侵入し、南シナ海の主権をめぐり中国と争うベトナムとフィリピンを侮辱する言葉を空港内のモニターに表示させるという事件が起きた。

米AP通信によると、当局は事件を受け、ハノイのノイバイ国際空港とホーチミン南部のタンソンニャット国際空港で、フライト情報を表示するモニターと館内放送を管理するシステムを停止した。ベトナムの大手ニュースサイト、VNエクスプレスは「国を代表する空港のネットワークが再び侵入を許した」と報じた。空港や管制塔の安全・保安システムには影響は出ていないという。

表示された内容から、システムに侵入したのは中国人とみられる。7月初旬には、南シナ海の主権をめぐり、オランダ・ハーグの国際仲裁裁判所が、中国が権利を主張して独自に設定している「九段線」について認めない判決を出したばかりだ。

先日も、中国人女性がベトナムに入国する際、入国審査官に提出したパスポートにFワード(放送禁止用語)を落書きされるというトラブルも起きている、今回のシステム侵入は、その報復行為ではないかとの見方も出ている。(翻訳・編集/岡田)