ウッ…においキツすぎ!オフィスで「柔軟剤テロ」に苦しむ人たち

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洗濯物からふんわりいい香りがすると、幸せな気持ちになりますよね。近年は、柔軟剤ブームが続き、まるで香水を選ぶように様々な香りを楽しむことができるようになりました。

一方で、強すぎる洗濯洗剤の香りで苦しんでいる人たちもいるのをご存知でしょうか?

オフィスで、香水のつけすぎは気をつけていても、柔軟剤の香りなら、自然だし好感度もアップしそう……なんて思うこともあるかもしれませんが、香りによる健康被害を訴える人もいるようです。

■人工的な香料のニオイで吐き気や頭痛……3割の女性が“香害”の経験あり

シャボン玉石けん株式会社が20代〜50代の女性に対して行った調査によると、32%の人が人工的な香料のニオイで頭痛、めまい、吐き気、関節痛などの体調不良を起こす“香害”の経験があることが分かりました。

3割とは、想像以上の数ではないでしょうか?

もし、身だしなみのためにチョイスしている洗剤や柔軟剤の香りが、オフィスの同僚や通勤電車で袖の擦り合った“誰か”の健康を害していると思うと、ちょっと怖いですよね。

■化学物質過敏症も引き起こす? “香害”が起こるメカニズムとは……

「香り程度で、気分が悪くなるなんてデリケートすぎるのでは?」と思うかもしれませんが、この症状は深刻。

なぜなら、香害は“化学物質過敏症”のひとつでもあるからです。

東京都福祉局のサイトでは、化学物質過敏症の定義として、

<最初にある程度の量の化学物質に暴露されるか、あるいは低濃度の化学物質に長期間反復暴露されて、一旦過敏状態になると、その後極めて微量の同系統の化学物質に対しても過敏症状を来たす者があり、化学物質過敏症と呼ばれている>

という文言が紹介されています。

香料の正体は、化学的に合成もしくは抽出された化学物質。

前出の調査内でのNPO 法人 化学物質過敏症支援センターの解説によれば、洗濯洗剤から揮発している香料を呼吸とともに吸い込むと、香料の成分である化学物質が体内に蓄積し、症状を起こすそう。

今、症状が出ていなくても、今後、自分の許容量を超えると体調不良が起こる危険性もあるとのことで、決して他人ごとではありません。

以上、柔軟剤の香りにまつわる実態をお届けしましたが、いかがでしょうか?

オフィスは、様々な嗅覚をもつ人たちが集まったパブリックなスペース。香りの感度は人それぞれであり、体調不良に陥る人たちがいることも覚えておく必要がありそうです。

調査によれば、最も香害が増える季節が梅雨から夏にかけて。汗や湿気のニオイが気になったとしても、香りは“ほどほど”を心がけるべきなのかもしれません。