ブラジル戦は、藤春の俊足を生かした攻撃参加もあまり見られなかった。本番でも我慢の戦いを続けながら、数少ないチャンスを生かしたい。写真:小倉直樹(サッカーダイジェスト写真部)

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[国際親善試合]U-23日本 0-2 U-23ブラジル/現地7月30日/ブラジル・ゴイアニア
 
 オーバーエイジ枠として参戦する左SB・藤春廣輝は、ブラジル戦の苦闘をこう振り返った。
「90分間守り続けるというのは、やはり精神的にも肉体的にもきついですね。やっぱりこちらから仕掛けるというか、リスクを冒してでも出ていくというのが必要になる。それをしないと点は取れないし、勝てない」

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 持ち前の攻撃参加は、ピッチに立った60分間を通じてほんの数回に限られた。同じ左サイドの南野を追い越す場面も、37分にゴール前まで進出した1回のみだった。
「まあ、ブラジル相手なので、これはある程度分かっていた結果。なかなか上がれないだろうし、ずっと我慢してやっていくのは分かっていたこと。ただ最初は我慢できていたけど、一瞬の隙を見逃さないのがブラジルだと思うし、そういう場面でしっかり止めていかないとやられてしまう。そこを耐えていかなければいけない」
 
 本番前のテストマッチは、完敗という結果になってしまったが、それでもチーム内の雰囲気はさほど悪くないと感じている。
「今日は親善試合なので、『本大会で勝てばいい』というようなことをみんな言っていた。まあ、ブラジルは大会のなかでも一番強いと思うので、『これ以上っていうのはないだろう』とはみんなも言っていたし、今日ブラジル戦を経験できたのは良かったと思う」
 
 ナイジェリア戦もおそらくは耐える時間帯が決して短くはないはずだが、「『耐えよう、我慢しよう』と声を掛け合いながらブロックを作ることはできていた。我慢する戦い方という部分では見えたかな」と、塩谷とともに最終ラインを支える年長者は、チームの方向性に関して手応えを口にした。