日本たばこ産業(JT)は2016年7月28日、2016年の「全国たばこ喫煙者率調査」を発表した。

それによると、男性の喫煙率は29.7%となり、1965年の調査開始以来、初めて3割を切った。

この調査は毎年行っているもの。5月に全国の20歳以上の男女計約3万2千人にアンケートを郵送する方式で実施した。有効回答率は61.2%だった。男女を合わせた喫煙者率は前年に比べ0.6ポイント減の19.3%となり、過去最低を更新した。特に男性は1.3ポイント減の29.7%と、初めて3割を切ったが、女性は前年に比べ0.1ポイント増の9.7%だった。

喫煙者率が下がっていることについて、JTは「健康意識の高まりや高齢化の進展、定価の値上げなどが影響している」と分析している。