日本人にとって緑茶は非常に身近な飲み物だ。かつてはお湯でお茶を淹れるのが一般的だったが、缶入りやペットボトル入りの緑茶が発売されたことで、われわれは生活のなかで手軽にお茶を楽しめるようになった。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 日本人にとって緑茶は非常に身近な飲み物だ。かつてはお湯でお茶を淹れるのが一般的だったが、缶入りやペットボトル入りの緑茶が発売されたことで、われわれは生活のなかで手軽にお茶を楽しめるようになった。

 日本の茶を飲む文化は中国から伝わったものだが、中国メディアの経済網はこのほど、「日本の茶文化は非常に発達しており、ビジネスとしても非常に大きな市場に発展している」と伝え、静岡で茶の栽培から加工までの工程を取材した結果として「日本の製茶の工程は機械と人間が完璧なまでに融合していた」と伝えている。

 記事はまず日本の茶栽培について「稲作や養蚕と一緒に中国から伝わったものだ」と紹介し、緑茶の製造方法も中国の伝統的な製法を継承していると紹介。一方、その製法は日本独自に改善された部分もあると伝え、霜が降りることを防ぐための送風機や摘みとった後の乾燥といった工程では機械化を進める一方で、優れた技術を持つ茶師が茶葉の選定とブレンドを行うことで、最高水準のお茶を作り出していると紹介した。

 また、日本の製茶の工程には「蒸す、ブレンドする」といった工程が含まれ、これは中国の製茶の方法と異なる点だと指摘。蒸すという1つの工程を見ても、浅く蒸す、長く蒸すなど時間もさまざまであると伝え、茶師は蒸した時間の異なる茶葉や異なる温度で焙煎した茶葉を独自にブレンドすることでおいしい緑茶の品質を保っていると伝えた。

 さらに記事は、「日本人はお茶を日常生活のさまざまな場所で活用している」と伝え、その代表的な存在がスイーツだと紹介している。抹茶は今や世界のスイーツ界で素材の1つとして使われ、日本を訪れる外国人客にとっても抹茶のお菓子はお土産として愛されるようになったが、中国から伝わった緑茶が持つ潜在力を引き出したのは日本人だった。お茶という1つの産業においても、日本人は革新能力を存分に発揮していることがよく分かる。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)