37年前、時代を先取りして誕生したカフェオーレ。今なお愛され続けるロングセラー商品に

8月1日が何の日かご存知だろうか?

 

6月1日の「牛乳の日」、10月1日の「コーヒーの日」のちょうど真ん中となるこの日は、「カフェオーレの日」なのだ。そんな「カフェオーレ」の日を前に、グリコ「カフェオーレ」工場が特別に公開された。

コンビニコーヒーにも負けず売れ行き好調


普段は公開していない工場内に潜入

東京・昭島市にあるこの東京グリコ乳業の工場では、おもに東日本向けの「カフェオーレ」を製造している。通常工場見学は行っていないというこの工場内には、おいしいコーヒーを追求する姿勢と細かいこだわりが満載。そのこだわりの一端をご紹介しよう。


180ミリリットルより500ミリリットルのほうが売れているとか

グリコの「カフェオーレ」が発売されたのが、1979年。当時は缶コーヒー全盛時代で、競合商品(某●☆◎★レーニア)も存在しない、自家焙煎やドリップ抽出のコーヒーなど一握りの人が楽しむものだった時代に、本格コーヒーを手軽に楽しめるよう生まれたものが、「カフェオーレ」だった。その後、現在に至るまで37年間、ドリップ抽出にとことんこだわり続けてきた。その過程では、誕生時よりいち早くエコ意識を取り入れた独特の台形をした紙容器の導入や、他社に先駆けてオリジナルストローを開発し商品に貼付するなど、ユーザーのニーズに合わせた進化を遂げた。コンビニコーヒーの人気に打撃を受ける他社製品も多いなか、右肩上がりの売り上げを記録しているという点も注目だ。

ドリップ抽出やまろやかさに徹底したこだわり


生豆(右)と焙煎されたコーヒー豆

「カフェオーレ」に使われるコーヒー豆は、香りと苦みが特徴のブラジル産「アラビカ種」と、コクのあるベトナム産「カネフォラ種」のブレンド。この豆の鮮度にこだわり、風味が逃げないよう工場内で挽き、工場内のドリップ式の専用設備で抽出している。このように豆からしっかりドリップ抽出するのは、珍しいのだそうだ。

ドリップの専用設備は5つ容器から成り、1つの容器には100キログラムのコーヒー豆が入る。計500キログラムのコーヒー豆を80度のお湯で1時間かけてじっくりドリップする。お湯も豆に満遍なくかかるようシャワーノズルが工夫されているそう。500キログラムの豆からドリップされるコーヒーは約5000キログラム。この後、牛乳と合わされ約20万本のカフェオーレ分の量になる。ここで抽出されたコーヒーを特別に飲ませてもらったが、牛乳と合わされることも計算されて、非常に濃い。コーヒーの苦みがダイレクトに伝わってくる状態だ。


‘Α入れま〜す


豆、砕きま〜す


80℃のお湯で60分かけて、ドリップ抽出しま〜す


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ミルクと混ざること前提で抽出されているので、この段階では、ザ・コーヒーという感じで苦味がダイレクトに伝わる濃さ

その後、乳原料(これも生乳と無脂肪牛乳を併用し、まろやかな風味にこだわっている!)と合わされた出来立ての「カフェオーレ」も試飲。実はこの出来立ての状態も、まだ完成形の味ではない。出荷まで1日寝かせ、そこで普段楽しんでいる「カフェオーレ」の味になるのだそうだ。


できたてのカフェオーレ。でも、まだ完成ではな〜い

 
カフェオーレの大行進! ずらずらと流れてくる様は爽快&圧巻


最後の段階でストローが容器に貼付されます

ちなみに、一番馴染みのある台形型容器の「カフェオーレ」(180ミリリットル)と、500ミリリットルの「マイルドカフェオーレ」も味は違うらしい。「マイルドカフェオーレ」は、ごくごく飲むことを意識して、すっきりした味わいになっているとのこと。メインの客層も、「カフェオーレ」は30〜40代の女性、「マイルドカフェオーレ」は男性が多いと分かれているとか。


見学後には、ドリップ、フレンチプレス、エスプレッソとさまざまな方法で淹れたコーヒーの飲み比べ講座も


グリコの皆さんは、ドリップへの愛があふれていました

「カフェオーレ」ができるまでを見させてもらい、とにかく驚いたのが、「ここまでこだわるか!」という細部に渡るこだわりであった。発売から37年間、時代の波に合わせての味の変化はあったものの、変わらずこだわり続けたドリップ抽出とまろやかさの追求が、より多くの人に、ほっとひと息つきたい時に愛されるコーヒー飲料というポジションへ導いたのかもしれない。

8月1日の「カフェオーレの日」には、渋谷でイベントも開催される。