少子高齢化など多くの問題を抱えているといわれる日本農業。中国にとっては、良い意味でも悪い意味でも日本は貴重な教材になっているという。中国メディアの分析家公式網はこのほど、「日本の農業は参考になると同時に反面教師とすべき点もある」とし、日本の農業が抱える問題について分析する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 少子高齢化など多くの問題を抱えているといわれる日本農業。中国にとっては、良い意味でも悪い意味でも日本は貴重な教材になっているという。中国メディアの分析家公式網はこのほど、「日本の農業は参考になると同時に反面教師とすべき点もある」とし、日本の農業が抱える問題について分析する記事を掲載した。

 記事はまず、日本の農業について農産物の品質の高さや、農業従事者の生活の質の高さは「日本の農業にとって大きな成功」だと紹介。美しい田園風景が広がり、文化の多様性が見られる日本の農村部は、世界に誇る成功例であり、これは戦後の農地改革によるものだと称賛した。

 しかし、日本の農業の失敗と言える面についても言及。例えば、農産物の高すぎる価格、巨額の補助金ゆえの財政負担、国内市場を守るための高すぎる関税は、消費者や納税者からの不満を買っていると指摘。

 また、食料・農業・農村基本法の前身とも言える農業基本法は、経営規模の拡大と生産効率の向上を目指したものだったが、選挙制度や地域の既得権益集団の制約によって成し遂げられなかったと主張。農業製品の高い関税率と補助政策は、短期的には一部の人に利益をもたらしたものの、長期的は多くの日本人にとって害になったと主張した。

 記事は、こうした農業に対する過度の保護政策を「甘やかしすぎ」と断じ、これが日本を最大の農産品輸入国にさせたと指摘。このため日本の農業は経営規模の拡大が遅れ、少子高齢化の問題も重なり、今では農業就業人口の減少や高齢化、後継ぎ問題も顕在化していると論じた。

 記事中では「日本の農産物の価格は高い」とあるが、確かに中国は農産物は非常に安く、特に日本では高額であることが一般的な果物でも、中国では日本人から見れば驚くほど安く売られている。逆に、中国では農業従事者の生活は決して楽ではないうえに、大量に生産することが重視され、農薬が大量に使用されているという問題もある。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)