フレームの枠超える迫力 世界報道写真展

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 文字は時間の流れを表現できるが、現実の姿は想像の域を出ない。だが写真は、一瞬を切り取るだけだが、そこにある現実の迫力は、フレームの枠をしばしば超える。そんな写真たちが集まった「世界報道写真展 2016」(阪神電気鉄道)が、大阪のハービスHALLで8月9日〜18日まで開かれる。そのほか、東京、京都、福岡など全国各地でも開催される。

 1年間に、世界中のプロカメラマンが撮影した報道写真を対象に実施する世界報道写真コンテスト(世界報道写真財団主催、本部:オランダ)の入賞作品を集めたもの。今年の大賞は、オーストラリアのウォーレン・リチャードソン氏が、セルビアとハンガリーの国境を越えようとする難民の男性と子どもを撮影したもの。警備隊に見つからないよう、フラッシュを使用できない月明かりの下、国境の有刺鉄線付きのフェンスができあがる前の緊迫した様子が伝わってくる。

 コンテストでは、日本人の応募が約50点あり、新聞、通信社、雑誌社などに属するカメラマンや、プロのフォトグラファーが精力的に応募した。「人々」の部の組写真では、日本人の小原一真氏が1位に選ばれている。