女の武器は涙と笑顔。

年齢的にも立場的にも、上に行くにつれて全く意味を成さなくなりますから、なんとも旬の短い言葉でございます。そんな刹那的な武器は必要ない、キャリアが強みだ!という逞しい女性が増大している今日この頃でありますが、それでも部下や後輩の心中を気にしていないと言えば嘘になるはずでございます。

前回のコラムでは「ゆとりからナメられない男上司」という色が強かったので、今回は女性編ということで綴って参りたい所在でございます。踵の擦り減ったヒールを脱いで、お付き合い下さいませ。ビールと枝豆の用意もどうぞ。

ゆとり世代にバカにされない大人のオンナになる方法

■『ゆとり世代が見るキャリアウーマン』

キャリアウーマンと言えば響きは良いですが、実際は部下・後輩がそんな風に格好良く見ているか怪しいところでございまして、

余裕がない
話が合わない
怖い

と、聞けばそんな言葉が新人ゆとり女性からボロボロ出て参ります。

キャリアへの評価はほとんどないのですね。歳を取るという事を他人事の様に感じている頃でありますから、キャリアアップ云々はどーでも良い、といった具合でしょう。

しかし、ゆとり達は怒られたり、無理な頼み事をされたり、イラッとしたり、とにかく自分に都合の悪い状況になりますと一変しまして、「お局様」「独身だから」「歳喰ってるから若い子に嫉妬してる」等と、その人にとって“イタい所”をピンポイントで突く様になるわけです。

人の図星を嗅ぎ付ける鋭い嗅覚を持ち合わせている世代とでも言いましょう。

また逆に、男性はキャリアに対して羨む事が多いですが、根本に「女のクセに」という本音や蔑みが大なり小なり存在致します。前回の男性編とは大きく違い、むしろ女性上司に対する目の方がある意味厳しいのが現実でございます。

■『たった二項目で目上の女を値踏みする』

男性上司は格付けでありましたが、女性上司・先輩に至っては値踏みと表現することに致します。とはいえ、ビール缶を潰さないで下さいませ。神経使って塗ったネイルが剥がれますよ。

さて、値踏みという位でありますから、ゆとりの着目する点もそんな感じだよということでございます。

(1)女としてどうか。

いの一番にコレです。

女子力なんて言葉が横行しておりますが、女子と形容していいのは10代までですから、頭の軽そうな造語は排除して下さいませ。

簡単に言えば「女を保っているのか」という事でありまして、手抜きのヘアスタイルやファッションは見抜かれております。そしてソレが「キャリアを取って女を捨てた」となり、だから結婚できないんだ、と連想ゲームの様に評価ができ上がるのですね。非常に低い値札を貼られるわけです。

(2)イタいか否か。

・好む色がバブリー
・余裕が全くない
・年齢をネタにしてるけど、目が必死
・女を捨てている
・男性社員に色目を使っている

など、男性編と共通しているようで違う内容が揃い出て参りました。

イタい女は若者の間で酒の肴にされる事が多く、愚痴から勝手な妄想まで、男女が混じれば腹の煮えるような会話が繰り広げられるわけであります。

ゆとり世代にバカにされない大人のオンナになる方法

■『ゆとりからバカにされない女性になるには』

キャリアウーマンが肩身の狭い思いをするのは、“女は結婚して子供を作るのが幸せ”という古い習わしが根強いからという気が致します。それを煽っているのは女性自身だったり.......との思いは筆者の胸の内に閉まっておくとしまして。

さて、新しい物やトレンドに飛付く割りに凝り固まった考えの世代から、どうしたらバカにされないのでありましょう。

(1)年相応であるべし。

(2)潮時を見極めるべし。

この二つがその答えでございます。この際ですから、アナタのキャリアを認めてもらう事は諦めましょう。「○○さん、仕事は凄くできるけど〜」と認めているようで必ず語尾に「でも」「けど」と付くのがオチでございます。その後に続く言葉は知らぬが仏であります。

(1)年相応であるべし。

若くてなんぼじゃという風潮の日本でありますが、どうかしくじらないで下さいませ。キャリアを重ねたなりの、歳上なりの、聡明さと伴う美しさが必須なのであります。年甲斐もなく自分を女子と呼んだりする事でも、隣国のどぎついリップメイクをして飲み会に参加する事でもないのでありますね。

若さを保つのも大切でありますが、年齢に合った素敵な大人とはどんなものなのか、今一度考えてみて下さいませ。

(2)潮時を見極める。

華やかに送り出される寿退職者を、横目で眺めているのも、次に続かなきゃ!!なんて憂っとしい宣言をして回る事も、虚しいだけであります。次第に独身組と子有り・結婚組といった具合に、話題にも格差が出て参るでしょう。

物事にはタイミングというものが必ず存在いたします。長く務めるのは立派でございますが、居心地の悪さを感じたら潮時なのではないでしょうか。つまり辞めてしまえという事であります。仕事のできる人材を居難くするような職場は、ぶった切って構わないのです。ズルズル居座るのは、イタい女のする事ですから。

さて今回のコラム、いかがでしたでしょうか。少々辛辣でしたでしょうか。物陰から石をぶつけられそうでございます。あ、ビール缶でしたね。男性に比べて、女性は随分と生き難い&生き残り難い組織社会でございますが、ゆとり世代の厳しい視線を涼しい顔で躱すような、真の逞しい女性になって下さいませ。

文/松永舞香
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