ボミ、最終ホールでまさかの展開が待っていた(撮影:上山敬太)

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<大東建託・いい部屋ネットレディス 2日目◇30日◇鳴沢ゴルフ倶楽部(6,587ヤード ・パー72)>
 「大東建託・いい部屋ネットレディス」の2日目。2アンダー8位タイからスタートしたイ・ボミ(韓国)は17番まで3バーディ・ノーボギーの安定したプレー。スコアもトータル5アンダーに伸ばし、今季3勝目を狙える位置で最終日を迎えると誰もが思ったが、最終18番パー5で予想外の展開が待っていた。
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 3打目は、ピンまで約140ヤードの池越えの状況。ボールがラフに沈んでいたが「ショートアイアンだから大丈夫だと思いました」と9番アイアンで振り切った球はショートして池へ着弾してしまう。
 1ぺナを加えた5打目は、3打目地点から少し後ろに下がったフェアウェイからのショットを選択。番手をひとつ上げて8番アイアンで打ったものの「アゲインストの風が吹いていて不安がありました。(だから)ミスショットが…」とこれもグリーンへは届かず、2発連続で池ポチャに。7打目はピンそば1.5mにつけるも、トリプルボギーパットを決められず。最終ホールは“+4”となり、一気にトータル1アンダー24位タイに後退してしまった。
 過去のプレーを振り返っても覚えていないという“1ホール・9ストローク”に「最後はショックです」と言葉を搾り出したボミ。1か月ぶりの国内女子ツアー復帰戦で大会前は不安を抱えていた。35ホール目までは順調にスコアを伸ばしていただけに、落胆も大きかっただろう。
 だが気持ちを奮い立たせられる要因も。昨年大会最終日はトータル1アンダーから“65”のビッグスコアを出して、2位フィニッシュ。同じスコアからのスタートだけに「去年みたいにできるように頑張ります」と希望を捨てずに巻き返しを図る。
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