『藤原ここあ画集』

写真拡大

 『妖狐×僕SS』で知られる藤原ここあの画集が2016年7月22日(金)に発売された。2015年3月に逝去した藤原の16年にわたる仕事を網羅した画集とあって、ファンからは「ああ、なんか感慨深いなぁ…素敵な画集をありがとう!」「藤原ここあ先生の画集が素晴らしすぎて懐かしくて、やっぱり悲しくて泣いてる」「画集、複製下描きが封入されてる。すげえしか感想出てこない!」と懐かしむ声や絶賛の声が上がっている。

 藤原は、1999年に『月刊ガンガンWING』にて『CALLING』を発表し、若干15歳という若さでデビュー。その後、同誌にてレベル0の貧乏な勇者とレベル2000の魔王が恋に落ちるラブコメファンタジー読み切り作品『わたしの狼さん。』シリーズを発表し、2002年から2008年にかけて同作の続編となる『dear』を連載。不死の呪いをかけられた少年・妃?(きさら)と、幼馴染であり、不死の種族に生まれながらその特性を失った魔狼・散葉(ちるは)の再会の物語は、設定の面白さやキャラクターのかわいらしさなどが好評を博した。

 そして2009年から2014年にかけては、『月刊ガンガンJOKER』にて藤原の代表作ともいえる『妖狐×僕SS』を連載。先祖が過去に妖怪と交わり、特殊な容姿や能力を持って生まれてくる“先祖返り”という存在である、旧家の令嬢の白鬼院凜々蝶(しらきいんりりちよ)。凜々蝶は人とうまく接することができない自分を変えるために一人暮らしをすることにするが、一人暮らしをする条件として言い渡されたのが、「妖館」と呼ばれる、1世帯につき1人のSS(シークレットサービス)がつく高級マンションへの入居だった。凜々蝶が渋々ながらも入居してみると、御狐神双熾(みけつかみそうし)というシークレットサービスが待ち受けており、2人は次第に愛を育んでいく――。

 僕っ娘や主従関係、妖怪の先祖返り、ニーハイソックスといった萌え要素たっぷりの同作に「主人子の凜々蝶がとにかく可愛くて萌え萌え!」「SSとの怪しい関係が胸キュンでどっぷりハマってしまった!」「御狐神が凜々蝶への愛情をオープンに表現するのに凜々蝶がアワアワするのがもーたまらんっ」と反響を呼び、熱狂的なファンを生み出した。

 また「妖館のキャラクター達が個性的で楽しい!」「結構重い話もありながら、明るく生きるキャラクターたちがいい味出してる」「シリアス部分もいいけど、ぶっ飛んだ住人たちの日常の笑いが好き」と、登場するキャラクターに魅了される読者も。同作は反響の大きさから、2012年に藤原にとって初となるアニメ化もされ、さらに多くのファンを獲得することに。

 そして2013年から『月刊ガンガンJOKER』で連載を開始したのが、藤原の最後の連載となる4コマ漫画『かつて魔法少女と悪は敵対していた。』だ。魔法少女と悪の参謀の対決がコメディタッチで描かれる同作は、「藤原先生お得意の、萌えのあざとさとコメディの合わせ技がツボ!」「イケメンの悪の参謀が薄幸な魔法少女に惹かれてしまう設定とかズルい。心持ってかれるわ!」「眼鏡クール系の悪の参謀を知らぬ間に悩殺していく魔法少女なんてシチュエーション、大好物!」と絶賛の声が上がっている。

 しかし同作の連載が好評を博している中、2015年3月31日に藤原が病により31歳という若さで急逝…。多くのファンから「え!? 信じられない…信じたくない!!」「まほ悪、毎回楽しみにしてたのにもう読めないの? 先生の作品もっと読みたかったよ(泣)」「うそでしょ、若すぎるよ…心底悲しい!!」と悲しみの声が続出。

 藤原にとって最後の単行本となる『かつて魔法少女と悪は敵対していた。』が2016年3月22日(火)に発売されると、「発売されたときは嬉しくて泣いてしまい、本を手に取ったとき、あまりの薄さに泣いてしまった。でもすごく面白くて、最後に笑わせてくれた先生に感謝の言葉しかない」「続きが読めなくて残念だけど、最後の最後までたっぷり萌えさせてもらいました」「最後に14歳のころの作品が入っていて、先生の成長を感じられた。素敵な単行本、本当に読めて良かった」と感動の声で溢れた。

 2016年7月22日(金)には、藤原の画業の軌跡を辿ることのできる画集が発売された。代表作である『妖狐×僕SS』や『わたしの狼さん。』シリーズはもちろん、『dear』や短編集、最新作『かつて魔法少女と悪は敵対していた。』に至るまで、360点以上のカラフルな装画の数々が収められている。その他にも『かつて魔法少女と悪は敵対していた。』の複製下描きが10枚も特別収録され、専用収納BOX入りで発売されるという充実ぶり。手に入れた人からは「藤原先生の画集見てホッコリ…大好きだ!!」「綺麗なイラストに胸が震える」「ページを開くたびに涙がこみ上げる。最後の最後に感動をありがとう!」「懐かしさと嬉しさと寂しさと、いろんな感情が呼び覚まされる画集、大事にします!」と感激の声が上がっている。

 10代のころから絶妙な萌えと魅力的なキャラクター造形、可愛らしい絵柄でファンを楽しませてきた藤原。画集を手に入れ、16年に及ぶ藤原の濃密な仕事の軌跡を辿ろう。

■『藤原ここあ画集』

著:藤原ここあ

発売日:2016年7月22日(金)

出版社:スクウェア・エニックス

■『妖狐×僕SS』11巻

著:藤原ここあ

発売日:2014年7月22日

出版社:スクウェア・エニックス