健康にいいが、くれぐれも車に気をつけて

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世界的に大ブームになっているスマートフォンのゲーム「ポケモンGO」。ゲームを楽しむためにはたくさん歩く必要があり、早くも健康面で糖尿病予防や引きこもり解消などの効果が期待できるという専門医の報告が発表された。

2016年7月25日付の英科学ニュースサイト「サイエンス・デイリー」が英レスター大学糖尿病センターなどの取り組みを紹介している。

血糖値とインスリン値がみるみる下がる

「ポケモンGOは、糖尿病の予防と改善の画期的なソリューション(解決策)です」

こう絶賛するのは、同糖尿病センターで患者たちの身体活動や食生活の指導にあたっているメラニー・デイヴィス博士だ。博士は、糖尿病を改善するには座りがちな生活をやめ、積極的に外に出てウオーキングを行うことが一番だと推奨してきた。患者たちにポケモンGOを勧めたところ、運動を億劫がっていた人たちがみるみるウオーキングを始めた。

デイヴィス博士はいう。

「英国保険省では、糖尿病の予防や改善のためには週に150分以上の運動を推奨しています。また、ウオーキングのような軽い運動を30分ほど行った後、5分間の休憩を組み込むことを繰り返すと、血糖値とインスリンレベルがかなり下がることがわかっています。だから私は患者たちに、定期的に立ったり、歩いたりすることを勧めてきました。怪物の居場所を探して歩き回り、出てきた怪物を立ち止まって退治することを繰り返すポケモンGOは、まさにうってつけのツール(道具)なのです」

同センターでは、ポケモンGOは糖尿病だけではなく、心臓病などの慢性疾患の予防や改善にも効果が期待できるとして、患者たちの指導に積極的に活用していくという。

45歳の引きこもり「素晴らしい体験だった」

ポケモンGOは、引きこもりの解消にも絶大な効果をあげている。レスター大学医学部の研究者は、社交不安により家から外に出られなくなった45歳の男性トム・ブースさんが喜び勇んで外に出るようになった例を報告している。

ブースさんはこう語っているそうだ。

「ポケモンGOなんて子どものものだと思っていたのですが、あまりに世間が大騒ぎをしているので、気になってダウンロードしてみました。そしてゲームの指示に従っているうちに、気がついたら外に出ていたのです。いったい、何が起こっているのかわかりませんでした。何マイルも歩いて家に戻った時はヘトヘトでしたか、何年かぶりに外に出て歩き回るのは実に素晴らしい体験でした。いい運動にもなりました」

ブースさんは毎日外に出るようになったという。