夏バテ対策にいいのはコレ!

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スタミナ不足を感じたら、夏バテの一歩手前かもしれません。夏は、暑さや冷房の使用、食欲の低下などで体調を崩してしまいがちですよね。そんなとき「食養生」(食で生を養う)を試してみてはどうでしょうか?

■ 食養生とは

食養生とは中国の思想で「食で生を養う」。つまり、体を作る毎日の食事で健康を整えようという考え方です。栄養やカロリーだけでなく、食べ物の持つ味と性質を知り、体調や季節に合わせてバランスよく食事を摂ることが大切とされています。食養生ではそれぞれの食べ物を特徴により、「五性(ごしょう)」と「五味」で分類します。

◎ 五性とは

・温性・熱性:身体を温めて新陳代謝を高める。
・寒性・涼性:身体の余分な熱をとって冷やす。
・平性:寒熱どちらでもなく常食に適する。病後や高齢者にもよい。

◎ 五味とは

・酸味:汗や尿の過剰な流出を抑える。
・苦味:体内の余分な熱や湿気を取り除く。
・甘味:疲れをとり、痛みを緩和する。
・辛味:身体を温めて、血や気の流れをよくする。
・鹹味:かんみ。塩辛さ。固いものを柔らかくする。

それでは夏に摂るべき食べ物12選をご紹介します。

■ 体の余分な熱をとって冷やしてくれる食べ物

◎ オクラ(涼性 辛味、苦味)

・主な栄養成分
食物繊維、カルシウム、カロテン、ビタミン類

・主な効用
疲労回復、コレステロール抑制、整腸作用、粘膜の保護

・おすすめの食べ方
納豆と食べると血液サラサラ効果が期待できます。

※ 生食が理想なので、茹でるときは短時間で。胃が弱い、下痢ぎみの人は食べ過ぎないように注意してください。

◎ ゴーヤ(寒性 苦味)

・主な栄養成分
ビタミン、カルシウム、マグネシウム、食物繊維

・主な効用
食欲増進、日焼け予防、血糖値の低下、利尿作用

・おすすめの食べ方
カロテンの吸収率が上がるので炒め料理がおすすめ。

※ 長時間水につけるとビタミンCが流出してしまいます。冷え性の人は食べ過ぎに注意してください。

◎ トマト(涼性 甘味・酸味)

・主な栄養成分
ビタミン、カロテン、リコピン、クエン酸

・主な効用
消化促進、高血圧予防、粘膜の保護、代謝の向上

・おすすめの食べ方
植物油を使って調理すると、カロテンやリコピンの吸収率が高まります。

※ 皮にも栄養が豊富なのでそのまま食べるかジュースで摂取を。食前に冷やしすぎると体を冷えやすくします。

■ 体内の水分バランスを整える食べ物

◎ スイカ(寒性 甘味)

・主な栄養成分
カロテン、リコピン、アミノ酸、カリウム

・主な効用
利尿作用、水分補給、疲労回復、動脈硬化の予防

※ 糖度を保つ最適温度は10〜15℃。切る前は常温保存でOK。油分と相性が悪いので食べ合わせに注意してください。

◎ 枝豆(平性 甘味)

・主な栄養成分
タンパク質、ビタミン、カリウム、食物繊維、鉄分

・主な効用
利尿作用、アルコールの分解促進、夏バテ予防、肝機能の向上

・おすすめの食べ方
鶏肉やピーマンと食べるとさらに疲労回復効果が期待できます。

※ だだちゃ豆には成長ホルモンを分泌するオルニチンが豊富です。プリン体が多く、野菜にしてはカロリーが高めなので食べ過ぎには注意

■ 胃腸を整え、食欲を増進させる食べ物

◎ レモン(平性 酸味)

・主な栄養成分
ビタミン、クエン酸、食物繊維

・主な効用
疲労回復、腎臓の機能を高める、風邪予防、老廃物の排出

・おすすめの食べ方
乳製品のカルシウム吸収率を高めます。ハチミツとも相性抜群。

※ レモンの皮もビタミンCが豊富なのでまるごと食べるのがおすすめ。皮を調理するときは塩でよく洗ってワックスを落としましょう。

◎ ヤマイモ(平性 甘味)

・主な栄養成分
ムチン、ビタミン、カリウム、サポニン、食物繊維

・主な効用
食欲増進、肝・腎臓機能の改善、老化予防、高血圧・糖尿病予防

・おすすめの食べ方
青海苔やネギと合わせると栄養価が増します。

※ 長芋と自然薯の2種類が入手しやすいヤマイモです。アレルギーを起こしやすいので口に痒みを感じたら受診しましょう。

■ 疲労回復に効く食べ物

◎豚肉(平性 甘味)

・主な栄養成分
タンパク質、ビタミン、ミネラル

・主な効用
疲労回復 滋養強壮、乾燥予防、神経や筋肉の働きの改善

・おすすめの食べ方
玉ねぎやにんにくに含まれるアリシンは豚肉のビタミンB1の吸収を高めます。

※ 疲労を回復するビタミンB1が食肉のなかで断トツです。部位によって栄養価が異なります。

◎ 鶏肉(温性 甘味)

・主な栄養成分
タンパク質、ビタミン、ミネラル

・主な効用
疲労回復、細胞や筋肉の成長促進、老化防止、動脈硬化予防

・おすすめの食べ方
胸肉に疲労除去物質が特に豊富。バンバンジーや、梅やレモンなど酸味と合わせるのもおすすめ。

※ 皮を除去して食べるほうがヘルシーです。部位によって栄養価が異なります。

■ 体を温める食べ物

◎ ピーマン(温性 辛味)

・主な栄養成分
ビタミン、鉄分、カルシウム、ミネラル、フラボノイド

・主な効用
疲労回復、夏バテ予防、動脈硬化の改善、血液サラサラ効果

・おすすめの食べ方
油と相性がいいので、ソテーやチンジャオロース、肉詰めなどがおすすめです。

※ ビタミンCはレモンの約2倍含まれています。

◎にんにく(温性 辛味)

・主な栄養成分
ビタミン、食物繊維、アルギニン、アリシン、カリウム

・主な効用
疲労回復、抗菌作用、免疫力向上、血圧調整、咳止め

・おすすめの食べ方
唐辛子と合わせると疲労回復に、ニラや玉ねぎと合わせると血行促進に効きます。

※ 口臭予防には牛乳(食前)や緑茶、皮つきリンゴがおすすめ。消化器官が弱い人は食べ過ぎに注意してください。。

◎ねぎ(温性 辛味)

・主な栄養成分
カルシウム、鉄、ビタミン、アリシン

・主な効用
発汗、解熱、胃腸の機能を高める、冷え性の改善

・おすすめの食べ方
納豆と食べるとネギのアリシンがビタミンB1の吸収を高めます。

※ 青い部分に多くの栄養が含まれています。刺激が強いので多食・連食は避けましょう。

■ 「食養生」で元気に夏を乗り切ろう

「食養生」といっても特に難しいことはありません。旬の食べ物は栄養が高く、季節に合った働きをしてくれるので自分の体調や体質に合わせて取り入れることがポイントです。
少し自分の体と向き合って食生活を見直し、生き生きと夏を過ごしてくださいね。

(image by photo AC)
(著:nanapiユーザー・ls2016 編集:nanapi編集部)