香港メディアの明報は27日付の記事で、直近100年間における日本人の平均身長の伸び幅は中国人よりも大きかったと紹介している。(イメージ写真提供:123RF)

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 香港メディアの明報は27日付の記事で、直近100年間における日本人の平均身長の伸び幅は中国人よりも大きかったと紹介している。

 記事は英国の学者がまとめた研究報告の内容として、直近100年間で中国人男性の平均身長は10.8cm、中国人女性は9.5cm伸びたが、日本人男性の平均身長は14.6cm、日本人女性は16cmも伸びたと紹介。研究を担当した専門家の見解として、100年間でこれほど身長が伸びたのは「遺伝子の影響というよりも環境の改善が主な原因である」と紹介した。

 その環境とは「医療水準の向上」、「衛生環境の改善」、「摂取する栄養の増加」であると専門家は説明、妊娠期間の母親の健康状態や摂取する栄養の増加も赤ちゃんの成長に影響したと説明した。

 記事は「この100年間で日本人の平均身長の伸び幅は中国人よりも大きかった」と比較しているが、こうした比較には日本の医療水準、衛生状態、栄養摂取のレベルなどが中国よりも勝っているとの見方が含まれている。

 中国の地方都市の場合、ほとんどの男性に喫煙の習慣があり、タバコを吸わない男性は少数だ。また受動喫煙の害を知らない、あるいは知っていても留意しない男性も非常に多い。喫煙者と非喫煙者が狭いスペースで一緒に会話を楽しむ光景がよく見られるが、これは健康に対する理解がまだ深化していないことを示す事例と言えるだろう。

 妊娠期間中の母親の健康や栄養状態が赤ちゃんの成長に影響することは明白であり、中国人女性たちも妊娠したときにはタバコをやめなければ胎児に影響があることを知っている。それでも母親の受動喫煙による胎児への悪影響を理解している中国人はそれほど多くはないように思われる。経済の発展に伴って中国も飽食の時代を迎えており、栄養面においては大きな問題はなくなってきているため、中国社会に健康に対する理解がより浸透すれば、中国人の平均身長はさらに伸びるかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)