お風呂の入り方を教えてくれるヒーロー「ウルトラマンオーブ」3話

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「俺の名はガイ、クレナイ ガイ」
と『007』のジェームズ・ボンドばりの名乗りが飛び出した前回のラスト。


魔王獣を復活させようとするジャグラス ジャグラー(青柳尊哉)とそれを阻止するクレナイ ガイ(石黒英雄)という構図が明確になった『ウルトラマンオーブ』。先週放送の第3話は「怪獣水域」では、銭湯好きのガイの怒りが爆発!

突然街の水の匂いが猛烈に臭くなった。銭湯をはじめ、あらゆる水を使う商売がストップして街の人々は大弱り。

原因は魔王獣マガジャッパだった。全身から悪臭を放つマガジャッパは温泉のように湖に浸かることが大好き。しかし、そのせいで街の水が臭くなってしまっていたのだ。いい気分で湖に浸かっているマガジャッパを見つけたガイは怒り心頭。

「おい、お前! ちゃんとかけ湯してから入れ! マナー違反もいいとこだぞ!」

そこへ音もなく現れたジャグラス ジャグラー。ジャグラーはガイに「取り返してみろよ、こいつも(オーブリングのこと)、昔のお前自身も」と謎めいたことを言う。どうやらガイの過去について詳しく知っているようだ。まさに宿命のライバル。

ガイはウルトラマンとウルトラマンティガの力を借りてウルトラマンオーブ、スペシウムゼペリオンに変身! しかし、凄まじい悪臭を放つ上に怪力のマガジャッパに対して、絵に描いたような苦戦ぶり。危うし、ウルトラマンオーブ!

必殺炎上自爆技、ストビュームダイナマイト!


そこでガイはウルトラマンタロウとウルトラマンメビウスの力を借りた新形態、バーンマイトにフュージョンアップ! なるほど、変身している状態からまた別の状態に移ることができるのね。決め台詞は「熱いやつ、頼みます!」。次々と新しい助っ人(力をお借りしているわけだから)が出てくるあたり、なんとなく『ヤッターマン』のヤッターメカを思い出した。

パワーファイターのバーンマイトは「オリャー!」とマガジャッパを圧倒。全身を炎に包んで体当たりするという必殺技のストビュームダイナマイトで爆破して勝利! 

これは言わずと知れたウルトラマンタロウ最大の必殺技ウルトラダイナマイトをモチーフにしたもの。ウルトラダイナマイトは自爆した後、自分自身も本当に木っ端微塵になるという捨て身の技で、一度使うと寿命が20年縮むという。内山まもるの『ザ・ウルトラマン』にはタロウの幼馴染がウルトラダイナマイトで自爆するエピソードがあって、読んでいてけっこう辛かった思い出がある。なお、バーンマイトは木っ端微塵にはならないので、ちびっこも安心だ。

マガジャッパを倒したガイとSSPの面々は銭湯を満喫。ガイは「一番風呂は地球上において最高の贅沢だ……」とご満悦だ。ちなみにこのシーン、リハのときに「ちょっと上を脱いでみてください」と言われたジェッタやシンたちが次々と脱ぎはじめるのを見て、「え、マジ? 私も?」とドギマギしたナオミ役の松浦雅さんが可愛らしい(脚本の中野貴雄氏のツイッターより)。ラストは湯船に飛び込むジェットとシンをガイが一喝! 銭湯でこんな風に怒るおじさんって減ったよね〜。そもそも銭湯に行くことがないか。

今回は渋川一徹(柳沢慎吾)も大活躍。これまでは名前通り渋めの演技だったが、今回は「おーい!」と生還するところから「面目ない!」とウィンク&サムズアップを決めるところまで、笑顔満開。得意の芸、警察無線スタイルの通信方法も披露していたぞ。

まだまだ滑り出したばかりの『ウルトラマンオーブ』。スペシウムゼペリオン、バーンマイトに続く新しい形態も次々と出てきそうだし、ガイとジャグラーの過去、SSPの3人のドラマが並行して走っていきそうだ。少しずつ物語の全貌が見えてくるのを楽しみにしよう。

さて、この記事が配信されている頃には放送が終わっている第4話は「真夏の空に火の用心」。暑い夏がますます暑くなりそうなお話だ。見逃してしまったあなたには、円谷プロダクション公式チャンネル「ウルトラチャンネル」で1話まるごと見逃し配信中です。
(大山くまお)