7月22日に日本で配信がスタートした「ポケモンGO」

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7日22日に日本版が配信され、大きな話題を呼んでいるスマートフォン(スマホ)アプリ「ポケモンGO」。スマホの位置情報を活用し、現実世界そのものを舞台として、ポケモンの捕獲や交換、バトルを体験するゲーム形式ということもあり、ユーザーのテレビ視聴時間の減少や外出機会の増加などの影響も出ている。

【写真を見る】プレイヤーの位置情報とゲーム内の位置情報が連動する「リアルワールドゲーム」

株式会社ジャストシステムでは、マーケティングリサーチに関する情報サイト「Marketing Research Camp(マーケティング・リサーチ・キャンプ)」で、ネットリサーチサービス「Fastask」を利用して、「位置情報スマホゲームとライフスタイルに関する調査」(スマホを所有する10歳〜69歳の男女615名が対象)を実施。位置情報スマホゲームの利用率1位(39.8%)となった「ポケモンGO」に関する結果を発表した。

「ポケモンGO」は、プレイヤーの位置情報とゲーム内の位置情報が連動して、プレイヤーが現実世界を移動すると、ゲーム内でも同様に移動する点が特徴となっている。調査では、「ポケモンGO」利用者の54.4%が、「歩いたり運動したりする機会が増えた」と回答し、45.9%は「自分が住んでいる地域の新しい魅力を発見できた」と答えている。

また、「ポケモンGOで、テレビの視聴時間が減った」人は21.1%。中でも30代は32.1%と、「テレビの視聴時間が減った」人の割合が最も高かった。また、27.0%が「家族との外出機会が増えた」、 35.0%が「家族との会話が増えた」と回答するなど、ポケモンGOによって家族との外出機会が増加する結果が出ている。

なお、日本配信の際には、開発者であるナイアンティック社のCEO(最高経営責任者)を務めるジョン・ハンケ氏が、「わたしたちが創りたいゲームは、みんなが家の外に出て、もっと歩き、新しい場所へ向かい、友達と楽しむゲームです。そんなゲームで遊ぶことは、人生をより豊かに、そして世界を良い方向へ変えると信じています」とコメントしていた。既存ユーザーはもちろん、新規ユーザーも、「リアルワールドゲーム」という新たな楽しみとともに、交通マナーやルールを守ったうえで、どんどんおでかけしてみてはいかがだろうか。【東京ウォーカー】