相手を受け入れるマインドフルに話を聞く 前編【マインドフルネスにいまを生きる】

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マインドフルネスとは、今この瞬間に気づくことです。
マインドフルネスのための特別の時間を取る必要は特になく、日常のすべてがマインドフルネスの練習になります。
たとえば、誰かの話を聞くとき。こんな悲しいことがあった、いやなことがあった。そんな話が相手の口から出てきたとき、自分の中にはどんな思いや考えが立ち上がるでしょう。心地よさ? 不快感? あるいは、相手が悪い、あなたが悪い、なんとかしてあげないと。そんな考えでしょうか。
それがどんなものであっても、自分は相手の話を聞いてこう感じた、こう考えた、とただ受け止めます。そうしながら、相手の話もただ受け止めます。相手の中になにが起こっているのだろう。そこにあるものを、ただそのままに見ます。
私たちが通常慣れ親しんだ会話の方法では、それが悲しみや怒りであると、相手のその感情をなんとかなだめようとします。そのためのツールをたくさん持っています。なにか意味があるんだよ、成長する良いチャンスだよ、世の中にはもっとひどい状況の人がいるんだからまだまし、そんな一見ポジティブっぽい慰めをしたり、その相手が悪いよ! 状況が悪かった、運が悪かった、なにかを悪者にしてみたり。
でも、以前お伝えしたように、感情は自分が何を大切にしているかに気づくための足がかり。感情を無理に止めるということは、その足がかりを失うということです。悲しんでいてもいいし、怒っていてもいい。悲しみや怒りは悪いことではなく、ただあるだけです。それを悪いことだ、消さなければ、とジャッジしているのは自分の思考です。
相手をそのままに受け入れるということは、その人が悲しんでいる、怒っている、というその事実ごと受け入れるということです。そんなふうに話を聞かれると、受け入れられた安心感が生まれます。それは、相手とのつながりを深める一助になるだろうとおもいます。
今日の1枚:
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>>明日の後編に続く

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