【比べてみた】暑い夜を快適に!5kg以下の軽量コット4選

写真拡大

キャンプなどで使う簡易ベッド「コット」。マットよりクッション性があるため寝心地が良く、体の下を風が通るため涼しさも得られる。夏の暑い夜でも快適に寝られるキャンプギアです。

とはいえデメリットも。それは大きさ。当たり前ですが、かさばります。重さもある。オートキャンプで荷物の積載に余裕があればいいですが、それでも数人分となると、結構なスペースが必要です。

とはいえ最近は、軽量でコンパクトになるコットも登場しています。そこで、夏キャンプを快適に過ごせる5kg以下の軽量なコット4つ、試してみました。

まずは収納状態をチェック!やはりチェアよりは大きい!

20160723_cot01写真左から
(1)ドッペルギャンガーアウトドア「ウルトラクールキャンピングベッド」
(2)ヘリノックス「コットワン コンバーチブル」
(3)サーマレスト「ラグジュアリーライト メッシュコット」
(4)ロゴス「アッセムコンパクトベッド」
●500mlペットボトル

大きさはかなり違いがありました。コットの場合、もっとも大きなパーツはシートですが、これの短辺を折るかどうかで差が出た形です。長辺に通すフレームは、どのモデルもバラバラになるので、収納時にはさほど違いが出なかった印象です。

 

(1)ドッペルギャンガーアウトドア「ウルトラクールキャンピングベッド」

8532円
http://www.doppelganger-sports.jp/product/cb1_139/
サイズ:W770×H190×D1900mm
収納サイズ:W200×H40×D800mm
重量:約5kg
耐荷重:100kg
カラー:1色

ウルトラクールという名前のとおり、シートがメッシュになっています。今回試した中では少し重いですが、なんといっても魅力は価格。1万円を切る圧倒的な安さで、コストパフォーマンスは抜群です。収納時がそこそこ大きいので、荷物スペースに余裕がある人にオススメです。

20160723_cot02

パーツ構成はシンプル。シートとフレームと脚に分かれます。シートは短辺側を折り畳まないので、コンパクトとは言いづらいかも。

20160723_cot03

左右にフレームを通したら、曲がった脚を片側に引っ掛けて、力を入れてたわませ、もう片側に引っ掛ければOK。そこそこ力は要ります。

20160723_cot04

完成形。シートがけっこう厚みがあるので、寝転がっても不安感はなさそう。

20160723_cot05

サイドにはポケットが付いています。携帯など小物を入れておくのに便利。

20160723_cot06

さっそく寝てみました。地面からの高さは19cmなんですが、沈むためギリギリかも。生地はテスリンメッシュというビニールっぽい素材なんですが、肌触りがちょっとひんやりしていて気持ちいい。

20160723_cot07

幅があるのも特徴です。腕がフレームにあたらないのはうれしいですね。

 

 (2)ヘリノックス「コットワン コンバーチブル」

3万8340円
http://www.helinox.jp/menu124/contents242
サイズ:W680×H160×D1900mm
収納サイズ:W160×H160×D540mm
重量:2320g
耐荷重:145kg
カラー:1色

いまや軽量アウトドアチェアの代名詞ともいえるヘリノックスからも、新しくコットが発売されました。価格は高めですが、これがとにかく高機能。さすがといったところです。

20160723_cot08

脚は3本。途中で折れる構造になっているため、収納時に全長を短くできているんですね。フレームはそれぞれドローコードでつながっています。

20160723_cot09

シートの左右にフレームを通したら、3カ所に脚を引っ掛けます。この時点ではテンションが掛かっていないため、力は必要ありません。この際、ハンドルは開けておきます。

20160723_cot10

引っ掛かけたら、あとはハンドルを握るだけ。これでシートにテンションが掛かります。体全体を使って力を入れるのではなく、ただ握るだけなので、力のない人でも簡単です。

20160723_cot11

裏側はこうなっています。脚は今回試した4モデルの中で最も少ない3本。安定感が気になります。

20160723_cot12

見ただけで、シートに強いテンションが掛かっているのが分かります。かなりピンと張っていますよね。

20160723_cot13

見てください、この沈み込みの少なさ。生地の強さとテンションの強さが、張りを生み出しています。しかも耐荷重がなんと145kg! 3本脚がどうかと思いましたが、不安感はまったくありません。

20160723_cot14

幅にも余裕があります。とにかく脚がピクリともしないので、安心して寝られます。

20160723_cot08-1

ちなみにこの「コットワン」には、脚を伸ばせる「コットレッグ」(1万260円)というものがオプションとして用意されています。「コットレッグ」の収納サイズはW130×H5×D370mm。重さは510gなので、「コットワン」と合わせてもわずか2830gと、さすがはヘリノックスといったところです。

20160723_cot15

取り付けは脚に差すだけの簡単構造。

20160723_cot16

ローコットがハイコットに早変わり。

20160723_cot17

座面高が16cmから一気に38cmにまで高くなるので、寝たり起きたりがかなり楽になります。当然ながら下の通気性は抜群なので、快適さも段違い。荷物が増えて多少重くなってもいいなら、これはアリです。

 

(3)サーマレスト「ラグジュアリーライト メッシュコット レギュラー」

3万5640円
https://www.e-mot.co.jp/therm-a-rest/product.asp?id=292
サイズ:W610×D1830mm
収納サイズ:Φ18×D460mm
重量:1620g
耐荷重:147.5kg
カラー:1色

アウトドアマットとして有名なサーマレストからもコットが発売されています。その特徴は軽さ! チェアと比べても軽いぐらいなので、持ち運びには苦労しません。ちなみにこのコットはサイズが3種類あります。今回試したのは最も小さいレギュラーですが、W66×D196cmのラージ(4万1040円)、W76×D196cmのエクストララージ(4万5360円)もあります。

20160723_cot18

脚は6本。真ん中で2つに分かれるため、収納時の長さを抑えられています。

20160723_cot19

組み立ては少々コツが必要です。脚は“ボウフレームテクノロジー”という、2本が弓なりにしなる形状で、これにより荷重を分散させジョイント部分の軋みを吸収し、破損を防ぐとのこと。左右のメインフレームへの取り付け時に多少力は要ります。最初は少し戸惑うかも。

20160723_cot20

完成形がこちら。とにかく軽い。片手で楽々動かせます。

20160723_cot21

シートはメッシュ素材。ビニールのようなテカテカ感のあるものです。

20160723_cot22

高さは、脚の◯部分だけなので、さすがに低い。ただし、シートにきちんとテンションが掛かっているので、体が地面に付くということはもちろんありません。

20160723_cot23

しかもこのコット。耐荷重が驚きの147.5kg。脚のパーツはプラスチックなので不安でしたが、脚は全部で12個あり、それぞれに荷重が分散しているので、ギシギシするといった不安感はまったくありません。

20160723_cot18-1

サーマレストのコットを語る上で、外せないのがオプション。サンシールドとシェルターの2種類あるのですが、今回は「ラグジュアリーライトコット バグシェルター レギュラー」(2万7360円)を試しました。重さは625g、シェルター自体の高さは140cmです。収納サイズはΦ13×41cmと、なかなかコンパクト。コット本体をスリムにしたような形です。

20160723_cot24

まずはコットの四隅にシェルターを引っ掛けます。

20160723_cot25

そしてフレームを同じく四隅の穴に通して引っ掛けます。

20160723_cot26

あとは、シェルターに付いたフックをフレームに掛けるだけ。いわゆる吊り下げ式です。

20160723_cot27

側面にL字型にファスナーが付いているので、開口部が大きく出入りが簡単です。高さもあるので、内部で座っても窮屈な感じはありません。完全にメッシュで覆われるので、虫の心配もない。暑い地方の夏場なら、タープだけ設置して、その下でこれだけでいいかも、なんて思ってしまいました。

 

 

(4)ロゴス「アッセムコンパクトベッド」

2万7000円
http://www.logos.ne.jp/products/info/2902
サイズ:W615×H125×D1850mm
収納サイズ:W430×H45×D200mm
重量:約2kg
耐荷重:約120kg
カラー:1色

ロゴスのコットの特徴は、素早く簡単に組み立てられること。たしかに、思っていたよりも簡単でしたが、注意すべきポイントもありました。そこさえ間違えなければ大丈夫。ではさっそく組み立てていきましょう。

20160723_cot28

脚は5本。ふたつ折りになっています。シートも小さく折り畳めるため、収納サイズはかなりコンパクトです。

20160723_cot29

フレームをサイドに差し込んで脚を取り付けます。実はフレームを入れた際に、中で外れてしまい、出すのに苦労しました。一度差し込んだら迷わず最後まで押し込んでください。引っ張ると抜けます。取り出す際は、逆側から押すのが基本です。

20160723_cot30

テンションを掛けるには、脚の中央にある接続部を上から体重を掛けて押します。脚の素材がアルミなことと、かなり力を掛けるため、多少不安になるかもしれませんが、設計上たわむようになっているので問題ありません。

20160723_cot31

黒と赤がなかなかカッコいい。脚の中央が、この写真でいうと下に押し込まれていることにより、サイドに広がりシートにテンションが掛かる仕組みです。

20160723_cot32

重さが約2kgなので、片手でも動かせます。

20160723_cot33

高さは12.5cmですが、シートのテンションが強いため、さほど沈み込みはありません。

20160723_cot34

シート全体が中央に向かって沈むことで、脚に掛かる荷重を分散するため、ほんの少しだけハンモックのようになっているのが分かるでしょうか。テンションが低いからではなく、脚の構造上、このような形になります。最初はちょっと戸惑うかもしれませんが、耐荷重が120kgということからも分かるように、心配はありません。

 

さてアウトドアチェアでも恒例ですが、横からの画像を並べてみました。

20160723_cot35

上から
ドッペルギャンガーアウトドア
ヘリノックス
ヘリノックス(脚を足した状態)
サーマレスト
ロゴス
となります。

こうして見ると、ヘリノックスのオプション装着状態がいかに高いかがよく分かります。

寝心地の良さから、自宅でも使っているという人もいるぐらい快適なコット。夏キャンプで寝苦しい夜を経験した人は、ぜひ一度お試しください。

(取材・文/エンドウヒデカズ 写真/佐藤正樹)