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シニア世代代表(?)の杉良太郎さんに眞鍋かをりさんも少々戸惑い気味?au発表会をレポート

KDDIおよび沖縄セルラーは28日、都内にて「au発表会 2016 Summer Vol.2」を開催。電話やメール、カメラの使いやすさをとことん追求したAndroid 6.0(開発コード名:Marshmallow)採用スマートフォン(スマホ)「BASIO2(型番:SHV36)」(シャープ製)と、au 4G LTEとau VoLTEにも対応するシニア世代向けフィーチャーフォン「かんたんケータイ(型番:KYF32)」(京セラ製)を発表しました。

今回の発表会はシニア世代をターゲットとした端末2機種の発表であったこともあり、ゲストとして俳優の杉良太郎さんと女優の眞鍋かをりさんが登壇。実際に「ケータイやスマホに抵抗感がある世代」や「シニア世代にスマホの使い方を教える世代」として、それぞれの新機種を触った印象などを伺う内容となりました。

また発表会後には一般ユーザーを招いての「新機種体験会」も開催。急遽、杉良太郎さんがこの体験会場へ駆けつけるなどのサプライズもあり、大変な盛り上がりを見せました。

本記事では発表会でのゲストセッションやそんな新機種体験会の模様を写真とともに紹介したいと思います。


かんたんケータイ KYF32。「ガラケー」の需要はまだまだ少なくない


■杉良太郎さん「ケータイとかスマホとか興味ないんだよね」
発表会のゲストセッションが始まり、並んで登壇した杉良太郎さんと眞鍋かをりさん。笑顔を振りまく眞鍋かをりさんとは対照的に壇上へ歩いている最中からどこか釈然としない表情の杉良太郎さんは自ら「俺は”古い人間”の代表みたいなもの」と語り、「正直ケータイとかスマホとか興味ないんだよね。どうして俺がここに呼ばれたのか今もよく分からない。人選を間違えたんじゃないか」とバッサリ。

あまりの口上に眞鍋かをりさんや司会者も少々困惑気味でしたが、かんたんケータイ KYF32を手にしてみると意外と気に入った様子で「これは画面が綺麗だね。ボタンの文字も大きくて読みやすいね」と発言。


演技ではなく本当に憮然とした表情の杉良太郎さん



杉良太郎さんの様子に苦笑いを隠せない眞鍋かをりさん



かんたんケータイ KYF32の使いやすさにまんざらでもない雰囲気


次に眞鍋かをりさんがBASIO2 SHV36を杉良太郎さんに差し出し触ってもらったところ、最初は「こんなもの俺には使えないよ……」とぼやいていましたが、眞鍋かをりさんから丁寧にレクチャーされながら使っているうちに表情も段々と真剣に。


最初は物珍しそうにBASIO2 SHV36を眺める杉良太郎さん



「これを俺が使うの?無理だよ」とまたもやバッサリの杉良太郎さんに苦笑いしっぱなしの眞鍋かをりさん


特にカメラ機能を紹介されたあたりからぐっと引き込まれた様子で、実際に写真撮影を行ってみると「へぇ。簡単だな」とつぶやく場面も。撮影方法に慣れてくると記者の並ぶ会場にカメラを向けてみたり、眞鍋かをりさんを被写体にしてみたりとすっかりハマってしまった様子。


カメラを構えた途端に目つきが変わった杉良太郎さん。真剣そのものだ



眞鍋かをりさんを撮る姿もどこか楽しそう


最後にはインカメラでの自撮りにも挑戦し、「俺はそういうチャラチャラしたことは嫌いなんだよ」と相変わらずの硬派らしい言葉を発しつつも表情はもうニコニコ。眞鍋かをりさんとのツーショットでは満面の笑みでした。


笑顔でスマホを構える姿にもはや世代間格差は感じない



「これは使いやすいね!」と最後は太鼓判


インカメラの起動も司会者から教えられる前に行ってみせた杉良太郎さんに眞鍋かをりさんが驚くと「画面に大きく表示があったからね。簡単だよ」と、司会者が促すまでもなくBASIO2 SHV36の操作性の良さをアピール。

■「第三者だと思えばこそ気兼ねなく聞けることもある」
杉良太郎さんは「実はスマホには興味はあったんだがどうせ使いこなせないと諦めてた。俺くらいの世代の人はみんなそうじゃないかな」と語りつつも、「でもこれなら簡単だね。少し使ってみたくなった」と本音を吐露する場面も。

一方で「かといって家族に使い方を聞くのも恥ずかしいし癪なんだよね。息子に聞いても『こんなことも分からないのか』と思われているようで嫌なんだよ」と家族に頼ることの難しさについて語ると、眞鍋かをりさんをはじめ司会者も大きく頷いていました。

その上で「auさんのサポートとかはその点いいよね。電話とかで聞けるから気軽だし第三者だと思えばこそ気兼ねなく聞けることもある」と携帯電話会社のサポート体制のメリットについても言及。auでは「auスマートサポート」などによるサポート体制の充実に力を入れていることもあり、シニア世代が抱えるスマホ利用までの敷居の高さとそれを和らげる施策についての話で盛り上がりました。


スマホの検討段階から購入後のアフラーケアまで幅広くサポートする「auスマートサポート」



最後は笑顔でのトークセッション


■笑顔の絶えない新機種体験会!
発表会終了後に行われたのが一般ユーザーを招いた新機種体験会です。体験会場ではBASIO2 SHV36やかんたんケータイ KYF32が置かれた丸テーブルが配置され、一般参加者の方々とスタッフがそれを囲んで使い方を学ぶ形式でした。

参加したのは主に50代〜70代の方々でしたが、中には小学生のお子さんとともに参加したご家族もいました。


ホテルの庭園を眺めながらの和やかな体験会


KDDI カスタマーサービス企画部長の木村奈津子氏が司会進行を勤め、時折冗談を交えながらの進行に笑い声も絶えない中、いざBASIO2 SHV36の使い方の練習となるとやはりみなさん真剣そのもの。感心したり納得したりととても興味を持たれた様子でした。


懐かしのワープロ機「書院」を例に挙げ、予測変換エンジンについて分かりやすく解説する木村氏



参加者1人1人にマンツーマン形式で対応するスタッフ



最初は不安そうに使っていた方々も……



使い方が分かり思ったように使いこなせるようになると、パッと笑顔に



体験会によって親子の交流も深められたかもしれない


体験会場にはカメラ機能を楽しみながら覚えていただくための撮影ブースも用意され、思い思いに写真が撮れる時間も取られました。


BASIO2 SHV36やかんたんケータイ KYF32はカメラ機能が充実しているのも特徴の1つ



自分で撮った写真なら、どんな写真でも最高の思い出になる


体験会後半では発表会でのフォトセッションを終えた杉良太郎さんが駆けつけてくれるサプライズも。会場は大賑わいとなり、杉良太郎さんの「俺でも使えたんだからみんな使えるよ」の一言にみなさん大きな自信をもらった様子でした。


常に気さくでざっくばらんなトークを披露する杉良太郎さん



同世代の言葉ほど説得力のあるものはない



体験会最後には杉良太郎さんを囲んでの記念撮影


■新たな顧客層の発掘が企業を成長させる
KDDIでは今回のような体験会を年に2〜4回程度不定期に開催しており、前回は京都で行われました。担当者によればこれからもこういった体験会を続けていく予定とのことで、ユーザーへの啓蒙活動と共に直接ユーザーの声を得られる貴重な場として活用していきたいと話していました。

こういった通信事業者によるガラケーやスマホの体験会およびファンミーティングはここ数年増える傾向があり、特にIIJやケイ・オプティコム、楽天モバイルなどといった仮想移動体通信事業者(MVNO)による開催が目立ってきているのが特徴です。

その背景には日本における携帯電話普及率の飽和があり、移動体通信事業者(MNO)、MVNOともに新たな顧客層の発掘が急務となっていることがあるように思われます。

これまで「難しそう」「使いこなせないのではないか」などといった理由から敬遠されていたシニア世代のスマホ利用などを後押ししユーザー層を拡げる施策は顧客満足度や信頼性にも繋がります。

また顧客の声に耳を傾けるという姿勢そのものが評価される傾向にあるというのも通信事業者が積極的に体験会などを開催する要因の1つかもしれません。

より使いやすく、より分かりやすい通信事業者を目指そうといった意気込みの感じられる発表会および新機種体験会でした。



記事執筆:あるかでぃあ


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