ポケモンGo対応? 自転車事故ゼロで都とau損保が協力

写真拡大 (全2枚)

 通勤、通学、レジャー、スポーツなど多彩な場面で活躍する自転車。気軽で便利な反面、事故への備えが甘くなりがちだ。高性能化に伴うスピードアップで、事故時の重傷リスクもアップ。サイクリング中に転倒して入院した自民党幹事長の事故も記憶に新しい。

 さらに大騒ぎの人気ゲーム「ポケモンGo(ゴー)」が人を楽しませる半面、自転車事故の新たなリスク要因として浮上している。歩行者、自転車が行きかう東京の密集地は注意が必要だ。スマホの画面から目を離さず歩き回る人々の出現は、都内の自転車事故リスクを高めることは確実。東京都青少年・治安対策本部によると、すべての交通死亡事故に占める自転車死亡事故の割合は32%。全国平均の18%を大きく上回る。

 自転車事故削減を目指す東京都は7月29日、自転車保険に傾注しているau損保と「自転車の安全で適正な利用の促進に関する協定」を締結した。都庁で同日行われた締結式には、東京都の廣田耕一・青少年・治安対策本部長とau損保の亀田修造社長が出席し、自転車事故ゼロに向けた取り組みでの協力を誓い合った。協定に基づき、au損保は、保険料の1%を財源にして自転車用へルメットを都に提供するほか、ヘルメット着用時の事故者に割増支給する保険商品の開発を検討する。

 締結式であいさつした廣田本部長は「都内の自転車事故死者の7割は頭部への衝撃が原因。保険料の一部で自転車用ヘルメットをご提供いただけるのは大変ありがたい。関係者と協力し、都民の自転車交通事故をなくしたい」と意気込みを示した。亀田社長も「関係機関とよく連携し、自転車の安全対策活動に、積極的、具体的、継続的に取り組んでいく」と決意を述べた。