競技者出身はゼロ? 韓国スポーツ団体の長はほとんど財閥オーナーだった!!

韓国のオリンピック委員会・大韓体育会(KOC)の傘下には、財閥オーナーや企業のトップ出身が長を務めている“セレブな”競技団体がいくつかあるらしい。
『Newsway』の報道によると、韓国アーチェリー協会、韓国卓球協会、韓国ハンドボール協会、韓国乗馬協会、韓国射撃連盟などなど。ほとんどがオリンピックで好成績を残してきた種目ばかりだ。
1983年に創設された韓国アーチェリー協会は、創設から今もなお現代(ヒュンダイ)グループによって管理されている。
初代会長は現代中工業の大株主で国会議員も務めたチョン・モンジュン、1985年からはチョン・モング現代自動車会長が2〜5代目会長を歴任した。2005年からは息子のチョン・イソン現代自動車副会長がその座を譲り受けている。
ちなみにチョン・モンジュン氏は、韓国サッカー協会会長も長く歴任し、現在も名誉会長の職にある。
他にも、韓国卓球協会は韓進(ハンジン)グループのチョ・ヤンホ会長が、韓国ハンドボール協会はSKグループのチェ・テウォン会長、韓国乗馬協会はサムスン電子・対外協力部門のパク・サンジン社長、韓国射撃連盟はハンファ・グループ傘下のギャラリア百貨店社長といった具合だ。どの競技団体も財閥オーナーや企業の社長などをトップに据えている。
また、韓国フェンシング協会は、SKグループ役員出身のシン・ホンチョル氏が、1997年からサムソン・グループの支援を受けている韓国陸上連盟は、元サムソン電子社長であねオ・ドンジン氏が会長を務めている。
サムソン・グループは1982年から韓国レスリング協会も支援していたが、2013年からは関係終了。ただ、サムスン・グループの総帥イ・ゴンヒ会長が、レスリング協会の名誉会長職にあり、完全に縁が途切れたわけではない。ちなみにサムソンは33年間、レスリングの実業団チームを運営中だ。
(文=S-KOREA編集部)