夕方までに足裏ニオイ菌量が40倍!?皮膚科医が教える夏の足のニオイ撃退法

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昨日、関東甲信地方の梅雨明けが発表された。これから夏本番。暑さも本格的になると気にかかるのが自分の体のニオイだ。「教えて!goo」にも「臭いんです」という投稿があった。これによると、家族全員の足のニオイが酷いため、対処法を教えてほしいという。

これに対して、「自宅にいるとき、特別な理由がない限り裸足でいるようにすれば、また変わってくると思います」(kuuga_ufさん)や「同じ靴を連日はくのをやめて、はいた次の日は陰干しにして乾燥させるようにするとよいようです」(noname#2748さん)などの回答が寄せられた。では、専門家はどう考えるだろうか。体臭に悩む人の心と体をケアし続ける、五味クリニックの五味常明院長に聞いた。

■足のニオイが強くなる原因は?

そもそも、夏になると足のニオイが気になりはじめるのはなぜなのだろうか。

「足の裏には汗腺が集中しており、1日にコップ約1杯分の汗をかくといわれています。そのまま放置すると、皮膚常在菌が分解し脂肪酸を作ります。また、足の厚い角質層から表皮細胞がはがれ落ちると、大量のアカになります。これを栄養分にして皮膚常在菌が繁殖し、皮脂腺からの分泌物と混じることでニオイが発生するのです。足はムレやすく、常在菌が活動するのに最適な環境であることも大きな原因でしょう。足は、ニオイの悪循環を生みやすい部分なのですね」(五味先生)

どうやら、足の裏に常在する細菌が最も大きな原因のようだ。

■足裏のニオイの原因菌量を、朝と夕方で比較したデータがある!

実は、ニオイの原因菌量についてはこんなデータがある。デオドラント製品で有名な株式会社シービックが、靴の種類別に朝と夕方で菌の量がどれぐらい変化するかを調べたのだ。

「男女のスニーカーと女性のパンプスについて調査しました。その結果、パンプスを履いた女性の夕方の菌量は朝の9.1倍、スニーカーを履いた女性の菌量は12.9倍になりました」(シービック)

靴を履いて一日活動すると、菌量はかなり増えるようだ。だが、スニーカーを履いた男性のデータに耳を疑った。

「男性のスニーカーの場合、夕方のニオイの原因菌量は朝の42.5倍になりました」(シービック)

42.5倍!? 個人差があることを考慮に入れなければいけないが、朝と夕方でここまで変化するとは……!! これではニオイが強くなるわけだ。

■足のニオイを抑えるにはどうすればいい?

では、足のニオイが気になる場合、どのように対策すればいいだろうか。

「いくつか方法があるので、こちらを参考にしてください」(五味先生)

・制汗剤を足の裏や指の間に塗り、汗を抑える
・素足で靴を履かず、ストッキングや靴下を着用
・1日に何回か靴を脱いでムレを防ぐ
・足や指の間をしっかりと洗ってからよく拭き、清潔に保つ
・角質はお風呂のたびに軽石や手などですり落とすなどして、こまめに取り除く

ちなみに、先ほどのシービックがパンプスを例に調査したところ、出かける前に同社の制汗剤を足裏に塗ることで、ニオイの原因菌を約0.2倍にまで減少させることができたという。朝の身支度の中で制汗剤を塗る習慣をつけるといいかもしれない。

「ただ、いつも清潔にしているのにニオイが気になってしまう人は、ストレスによる『精神性発汗』が原因の場合があります。ストレスの原因を突き止めて、精神的な負担を減らす必要があるかもしれません」(五味先生)

生きている限り、体のニオイは発生してしまうものだ。少しでも気持ちよく生活するために、できるだけの対策はしたい。足のニオイが気になる人は、今回紹介した方法を試してみてはいかがだろうか。

●専門家プロフィール:五味常明 五味クリニック院長。体臭・多汗研究所所長。1949年長野県生まれ。一ツ橋大学商学部、昭和大学医学部卒業。昭和大学形成外科、多摩病院精神科などを経て、「心療外科」という新しい医学分野を提唱。体臭・多汗治療の現場で実践している。TVや雑誌でも活躍中のほか、著書・監修本も多数。

●取材協力:株式会社シービック
「直ヌリ」制汗デオドラントNo.1ブランド「デオナチュレ」を販売。

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)