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サイバネットシステムは7月27日、ISP及びサービス・ベンダー向けに迷惑メールの送信抑止対策ソリューション「OutB Mail(アウト・ビー・メール)」を販売開始した。新ソリューションはシマンテックの技術を採用してビッグローブ(BIGLOBE)と共同開発したものであり、乗っ取られた正規アカウントから送信される迷惑メールを早期に検知し、送信を抑止できる。

従来の迷惑メール送信対策では、送信者の認証や電子メール送信用の接続ポートを停止することで、迷惑メールの配信を軽減していた。しかし、標的型メールなどによりISPの正規アカウントが悪意ある人物・組織に乗っ取られた場合は正規のアカウントで電子メールが送信されてしまうため、従来のメール・セキュリティ・システムでは対応できないという。

新サービスでは、送信メールごとに各種検査を実施しレピュテーション・ポイント(評価点)を決定し、これに応じて配送先の振り分けやメール配送遅延、メール削除といったメールの制御が可能になるとしている。

検査機能では、シマンテックのスパム対策エンジンおよび次世代型マルウェア検出エンジンによるウイルス検査で、送信メールごとにスパム検査を実施する。判定結果を基に、レピュテーション・ポイントを算出。

評価機能では、各メールの送信元IPアドレスを基に、送信元国情報、直近送信メールからの移動速度、送信時間帯や送信機器毎の統計情報、送信先の統計情報を抽出し、レピュテーション・ポイントを算出するという。

メール配送先指定機能では、送信メールごとのレピュテーション・ポイントに基づく配送先の自動指定機能に加え、運用管理者が配送先を独自に、ホワイトリスト指定/リダイレクト指定/送信者向け警告メール通知/運用管理者向け警告メール通知といった指定も可能。

その他機能では、サービス加入/非加入による検査の有効/無効の切り替え、データベースの選択(MySQLまたはオンメモリー・データベース)、設定変更やログ集計のためのコマンドライン・ツール機能などにより、柔軟な運用を実現するとしている。

(山本善之介)