マナーの専門家に直撃!電車で隣の人が寄りかかってきた時の対処法

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電車で座っていて、隣の人がウトウトと自分の肩にもたれかかってきた……という経験はないだろうか。子どもや若い女性なら微笑ましく思えたりもするが、やはり迷惑に感じる場合も……。

「教えて!goo」の「電車で寄りかかってくる人」という質問には、「しばらくは我慢しますが、強烈にもたれかかられたりして我慢できなくなったら『すいません』とか言うと思います。気持ち悪い感じの人だったらなるべくその人から離れようと努力します」(yu1999さん)、「我慢かな。サラリーマンのおっちゃんでも、疲れている感じの人だと起こすのかわいそうなんで」(cheche100さん)など、最初は我慢するという回答が多かったが、「若い女性だったらよろこんで我慢します。それ以外だったら押し返します」(umorisさん)というように、相手によりけりだという意見も目立った。

■マナーの専門家を直撃!

「オフィス・ウィズ」代表の竹内和美さんによると、マナーの点や、保安と言う点から考えれば、電車の中で寝入らないことが一番、とのこと。お酒に酔って寝入った女性が、隣に座っていた男性に誘拐、監禁される――という驚愕の事件が起きたことは記憶に新しい。自分は寝ないように気を付けるとして、寄りかかられた場合はどのように対応するのがよいのだろうか?

「疲労感が強いときに乗る電車やバスの振動は、心地よいもので、眠りを誘うものです。マナーとしてどうかというのは、答えが見当たらないので、今回は、『思いやり』という視点から、対応を考えてみました」(竹内さん)

前述の通り、相手の性別や年齢によって対応を変える人が多いようだが、基本的には、性別・年齢関係なく、少しの時間だけそっとしておいてはどうかと竹内さんは提案する。

「なぜなら、自分の体を動かすなどして、お隣の人を起こしても、すぐにまた熟睡に近い状態に戻ってしまい、体の力のコントロールができない状態に戻ってしまうからです。もし熟睡してしまって、20分も30分ももたれかかられているのであれば、それは気分のよいことではありません。その場合は、他に席が空いていれば、移動することを考えたほうがよいでしょう。どうして自分が?と思うかもしれませんが、寝入っている人への不快感を得たのは自分だから、その環境を居心地のよい環境に変えるためには、自発的に行動を起こすしかないからです」(竹内さん)

竹内さん自身は、自分が降りる駅が来たときに、小さな声で「恐れ入りますが、次で降ります」と声をかけて起こすのだそうだ。さりげなく「お疲れのようですね」と声をかけて席を立つと、隣の人の意識を少しだけ引き締める効果が期待できるとのこと。勇気のある人はチャレンジしてみよう。

「『お互いさま』の気持ちをもって、10分、15分くらい、寝かせてあげたらいかがでしょうか。それ以上になった時には、自分が座り直すなどして刺激を与えて目を覚まさせる。それでまた、寝入ってしまわれ、どうしても我慢ができないときは、席を変わってはいかがでしょうか。満席で席に空きがないときは、座り直した刺激で目を覚まされたら、『お疲れですね』と声をかけ、ちょっと緊張させてみてくださいね。それで、5分10分、目を覚ましたままでいてくれたらと、大らかに受け止めてくださいね」(竹内さん)

「コレ」という正解があるものではないが、一つの意見として参考にしてみてはいかがだろうか。

●専門家プロフィール:竹内 和美

(株)松坂屋名古屋店にて販売・秘書・広報の業務を経験。1999年「オフィス・ウィズ」を設立。ロールプレイング中心の実践型研修やキャリアカウンセリングに定評があり、企業や個人からの講師依頼も多数。

(酒井理恵)

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)