ポケモンGOにハマる子供たち 大人はどう接すればよいのか

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ポケモンGOが上陸直後から大ブームになっている。夏休みということもあり、町に出ればスマホを手にゲームに熱中する子供の姿も頻繁に見掛ける。親子で楽しく散歩しながらポケモンを手に入れる姿はほほえましくもあるが、先日遭遇した中学生らしき一団は自転車を猛スピードでこぎながら筆者のそばを通り過ぎ、どこそこになんとかのポケモンがいると叫んでいた。かなり熱中しているようであるが、このように、子供がポケモンGOに熱中してしまった場合、保護者としてはどのように接すればよいのだろう。

■こんな親だと子供は不幸

「自分は興味がないから『ポケモンGOに反対』という人がいます。親がそういう人だと子供は不幸です」。そう話すのは作家の松井政就さんだ。「なぜなら、そうした人には何を言っても反対で、頭ごなしにポケモンGOを否定されるからです」と続ける。

「実はそういう大人に限ってSNSにハマっていたりします」とも。「彼らはしょっちゅうSNSをチェックしています」とし、「他人の投稿を読むためではなく、自分の投稿に『いいね』やコメントが付いたりすることが『快感』で病みつきになっているのです」と分析する。

自己愛が強いあまりに他人には無関心。ひいては我が子が関心を持っているものにも興味が示さなくなっていくわけだ。

■大人のSNS依存症と似ている

「職場の周りを見てください。しょっちゅうフェイスブックを立ち上げ、反応が来ているかチェックしている人がいるはずです。電車の中にも大勢います。彼らはどんなときでもSNSをチェックせずにはいられない依存症的な状態といえます」(松井さん)

ひと頃に比べてだいぶ減った気はするが、確かにいる。側から見ると「やめたらいいのに」という感想しかなく、大変みっともない姿だ。

■快感がクセになる

「ポケモンGOにハマっている子供もこれに似ています」と松井さん。「珍しいポケモンが現れてないかと、つい画面をチェックしてしまいます。それで、たまに見つけて捕まえると『快感』を味わい、クセになります」

一方、常にチェックする理由を「珍しいポケモンを逃がしたくないという『恐怖』があるから」とも指摘。その心理を「買わないときに限って当たるのではないかという『恐怖』から全レース買わずにはいられない競馬ファンと同じ」と例えている。

そんなダメな大人になってはいけない。なんとかせねば。

■「恐怖」を取り除く「逃がしても大丈夫」

松井さんは、「恐怖」を取り除くために「例えば『レアなポケモンを逃しても大丈夫だよ』『ピカチューやゼニガメはまた現れるから気長に遊ぼう』と言ってあげることです」とアドバイスを送る。

「その言葉に説得力を持たせるには親もポケモンGOの面白さを理解している必要があります。ピカチューやゼニガメを取り逃がし、一緒になって地団駄踏んで悔しがっているような親がいれば子どもは安心します」(松井さん)

とうちゃんやかあちゃんも一緒になって戦ってくれているという気持ちにさせてあげることが、ポケモンGOに過剰にハマらなくする方法の一つと、松井さんは考えている。

松井さんは「試さず批判するのではなく、どんなものかを知った上で、正しく遊び方を教えるというのが、子どもを守る一つの方法とも言えるのではないでしょうか」と訴えた。

なお、「教えて!goo」では、「話題の『ポケモンGO』をやっていますか?」ということで皆さんの回答を募集中だ。

●専門家プロフィール:松井政就
作家。「賭けに勝つ人嵌る人」(集英社)「ギャンブルにはビジネスの知恵が詰まっている」(講談社)「本物のカジノに行こう!」(文春新書)など著書多数。政治、経済からスポーツ、エンタメまで幅広い分野に精通している。

(武藤章宏)

教えて!goo スタッフ(Oshiete Staff)