駐日中国大使館の薛剣・公使が記者会見。南シナ海を巡り、米国との間でパワーゲームが行われているのではないか、との見方に対し「複雑な情勢下で、両国がリスクを避け、コントロールする必要があり、中米双方はこの問題について交渉を進めている」と明かした。

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2016年7月28日、駐日中国大使館の薛剣・公使が記者会見し、南シナ海を巡り、米国との間でパワーゲームが行われているのではないか、との見方に対し、「米国とは数年前から新型大国関係をつくることを協議している。争わず、対抗せず、互恵協力してウインウインの関係を築こうとしている」と指摘。その上で「複雑な情勢下で、両国がリスクを避け、コントロールする必要があり、中米双方はこの問題について交渉を進めている。米国は域外国で当事国ではないので複雑化しないよう求めている」と明かした。

南シナ海の帰属を巡る仲裁裁判の採決後、フィリピンとの関係について「2国間の問題であり、両国間の交渉により平和的に解決するようにしたい。フィリピンとは採決を前提としない形で対話していく」と語った。

また、中国を訪問中の日中交流団体の男性が中国当局によって身柄を拘束されたことについて「詳しい情報は把握していない」とした上で、「どの国の民衆でも外国に行ったらその国のルールを守るのが一般的だ」と述べ、法律違反があったとの認識を示した。(八牧浩行)