蚊に刺されないためのコツとは…

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子供が蚊に刺されてしまった場合、その症状は大人と異なることをご存知ですか?そのため虫刺され後の対処の仕方や使用する薬も、大人と同じ対処法では悪化させてしまう可能性があります。子どもの虫刺されはどういった点に注意すれば良いのでしょうか?

■ 虫刺されによってかゆみや腫れが起こるメカニズム

虫刺されによるかゆみや腫れの症状は、体内でアレルギー反応が起こった結果として皮膚に表れたものです。蚊は人の皮膚から血を吸うとき、同時に唾液も注ぎこみます。この唾液はさまざまな成分を含み、刺された痛みを気づきにくくしたり、血を固まりにくくする働きがあります。人の体はこの唾液を異物として認識し、虫刺されによるアレルギー反応が起こります。これが、かゆみの元になります。

◎ 大人と子供では虫刺されによる症状が異なる

大人の虫刺されによる症状は、すぐにかゆくなって腫れもひどくなく、自然と治まっていきます。なぜなら大人は虫刺されの経験が何度もあるため、多くの人がアレルギーに対する抗体を保有しているからです。しかし子供の場合は大人と違います。虫に刺された経験が少ないため、腫れがひどくなるなど虫刺されによって表れる症状が異なります。

・赤ちゃんや幼児の症状

遅延型アレルギーと呼ばれ、虫に刺されてから1〜2日遅れて、かゆみや発疹が表れる。

・子供の症状

小学生の年代にしばしば見られる症状で、まず虫に刺されてから15分以内にかゆみなどの症状が表れ、1〜2日後に再度赤みやかゆみの症状が表れます。

◎ こんな症状が見られたら一度病院へ

赤ちゃんや子供の虫刺され後の症状で注意したいのは、患部がひどく腫れあがるような場合です。虫に刺されただけなのに異様な症状がある場合、ヘルペスウイルスの仲間である「EBウィルス」に感染している可能性があります。全身へ蕁麻疹(じんましん)を引き起こしたり、発熱などの重篤な症状が見られることがあるため、一度病院で検査を受けることをおすすめします。

■ 子供が虫に刺された際の適切な対処法

◎ 悪化しないよう正しく対処しましょう

・かゆみを悪化させないために

子供が虫刺されによるかゆみを訴えたときは、保冷材などを患部に当てて冷やすようにしましょう。虫刺されを冷却することで、かゆみが徐々に引いていきます。

・患部を清潔にしてなるべく触れない

かゆみを我慢できない子供は、虫刺されを強くひっかくことで皮膚を傷つけてしまいます。その傷から細菌が侵入して、とびひになることがあります。子供の爪を短く切り、患部を清潔にするようにしましょう。

◎ 乳幼児におすすめの虫刺されの薬とは

市販されている虫刺され用の薬を使用する際は、ステロイド剤か抗ヒスタミン剤であるかの2つの表示に注目しましょう。

・ステロイド剤:炎症を抑制する作用があるため、遅延型アレルギーが出る乳幼児に向いていると言われています。
・抗ヒスタミン剤:虫刺され後にすぐに症状が出る大人に適した薬で、かゆみを鎮める作用があるようです。

■ 正しい対処法を

乳幼児の場合は刺された直後の自覚症状がないことが多いため、そのまま放置してしまいがちです。しかしそこでステロイド剤が含まれた薬を塗っておくことで、遅れて表れるかゆみや赤みなどの症状を軽減する効果が期待できます。これから夏に向けて、虫刺されも増加する季節です。小さなお子さんや赤ちゃんがいるご家庭は、虫よけ対策をしましょう。万が一お子さんが虫に刺されてしまったら、患部を清潔にして冷やすなど正しい対処法を行うようにしてください。

(著:nanapiユーザー・ls2016 編集:nanapi編集部)