連続テレビ小説「とと姉ちゃん」(NHK 総合 月〜土 朝8時〜、BSプレミアム 月〜土 あさ7時30分〜)第17週「常子、花山と断絶する。」第99話 7月27日(水)放送より。 
脚本:西田征史 演出: 藤並英樹


林檎の木箱を家具にすることを考えついた花山(唐沢寿明)。
常子(高畑充希)がさらにアイデアを加え、東堂チヨ(片桐はいり)宅(物置)の模様替えに挑む。
すごく素敵なエピソード。
りんごの木箱やワインの木箱のうえにクッションみたいのを敷いて中には本を入れるアイデアはやってみたい。
だが、ちょっぴり小姑センサー発動。
実質作業するのは大工さんとはいえ、若干手を加える作業を担うことがわかっているにもかかわらず、キレイなスカートでやって来る三姉妹の態度が解せない。せっかくいい話なので水を差したくないのだが、その後、花山が「時間に追われどこか雑になっていたんだなあ、ああいう女性らしい細やかな気遣いに救われた」と言うので、もう少し気遣いを描いてほしいと願うのは我儘だろうか。

何歩か譲って、世の中にいくらでもそういう感覚の人たちはいる。こういうことは、作業がしづらい経験をしてようやくわかるもので、常子たちはその経験が不足しているだけなのだ。もしくは、あくまで編集者や会社員としてきちっとするのが彼女たちのアイデンティティなのかもしれない。なにより、東堂チヨが、三姉妹の身ぎれいさを何も咎めていない。どんなに自分は貧しくても、自らを恥じることもなく、他者を妬むこともない、寛大な人なのだ。
東堂ご夫妻が以前のように仲良くお茶ができるようになって、良かった良かった。
花山は、常子たちの気遣いに刺激を受けて、スカートをはきはじめる。
思えば、98回からふわっとしたシャツを着用しはじめていた花山。ルパシカの応用みたいなシャツや、ブルガリア軍のグランパシャツみたいな感じのものをウエストでブラウジングした、ちょっと柔らかい感じの着こなしをしていたのは、スカートの伏線だったのだろうか。

サブタイトルの断絶要素がまだ出てこないが、スカートが断絶のきっかけだったらどうしましょ。ないとは思うが。
唐沢寿明、もともと頭が小さいところ、スカートで下半身のボリュームが出るとますます頭が小さく見えるなあ。
(木俣冬)