中国人旅行者が増え、彼らが日本の交通ルールを守らない事例も数多く報告されている。そんななか、中国メディアの今日頭条は「日本で信号無視をすることはとても危険だが、中国での信号無視は相対的に安全である」と主張する記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国人旅行者が増え、彼らが日本の交通ルールを守らない事例も数多く報告されている。そんななか、中国メディアの今日頭条は「日本で信号無視をすることはとても危険だが、中国での信号無視は相対的に安全である」と主張する記事を掲載した。

 中国も日本同様に交通ルールがあり、事故が発生した時には双方の過失が問われる。しかし記事は、日本の法律では事故発生時の信号の状態によって過失割合が明確になり、信号を無視して事故を起こした場合は過失責任が大きくなるのに対し、中国では同割合が曖昧だと指摘。

 そのため、日本人は赤信号を無視することは極めて少ないが、中国では多くの人が信号を守っていないと指摘し、都市によって程度の差はあれど、「中国では交差点があれば、誰かが信号無視をしている光景が見られる」と論じた。

 しかし、過失割合を考えてから信号無視をする人がどれほどいるのだろうか。結局はモラルのなさが中国で信号無視をする人が絶えないことにつながっているのではないだろうか。中国の市内を走る自動車は速度がそれほど速くはない。日本では時速60キロで走ることができそうな幅の広い幹線道路でも、時速40キロほどでしか走ることができないことが多い。信号無視をするドライバーたちや、中央分離帯を乗り越えて道を横断する歩行者が多く、非常に危険だからである。

 記事は「中国での信号無視は安全」と主張しているが、それは信号無視をするドライバーや歩行者があまりにも多いため、自動車がゆっくり走っているというのも一因だ。中国人歩行者は信号無視をして少しでも早く目的地に着きたいと思っているのだろうが、結果としてスムーズな交通を妨げていることにそろそろ気付くべきだろう。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)