日本を訪れる中国人旅行客の数が増加を続けている。爆買いが見られなくなってはいるが、これは円高、人民元安の影響や関税引き上げの影響が大きいが、旅行客の数が減少していないことで胸をなでおろす企業は少なくないだろう。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 日本を訪れる中国人旅行客の数が増加を続けている。爆買いが見られなくなってはいるが、これは円高、人民元安の影響や関税引き上げの影響が大きいとみられる。旅行客の数が減少していないことで胸をなでおろす企業は少なくないだろう。

 それではなぜ中国人旅行客は日本を訪れるのだろうか。中国メディアの逍遥旅游は23日付の記事で、中国人を日本旅行へと引き寄せる理由について紹介している。

 中国人旅行客の目に映る日本の魅力について、記事は「治安の良さ」や「街の清潔さ」、「春夏秋冬の美しい景色」、「公衆トイレや飲食店にトイレットペーパーやティッシュペーパーがあること」、「公衆トイレが非常に清潔で人に優しい設計になっていること」、「その名に恥じないサービスを提供するコンビニエンスストア」、「ハイレベルで高品質な接客態度」などを挙げている。

 一見して分かるとおり、「中国人旅行客の目に映る日本の魅力」は、どれも日本人からすれば特別なものではないが、中国ではいずれも存在しないものばかりだ。絶景の観光地などではなく、「社会」そのものが「見るべきもの」、「体験すべきもの」として中国人旅行客を惹きつけているのだという。

 また、記事が紹介している「中国人旅行客の目に映る日本の魅力」からは、日本社会に存在する人への優しさや良心といった特質も感じ取ることができる。中国に比べて泥棒が少ないこと、街の清潔さ、公衆トイレの設計などの根底には人びとに対する社会の優しい配慮や良心が存在している。

 中国社会では食品の安全問題が毎年のように大きな社会問題となっているが、自分さえ良ければいいという考え方が蔓延する中国社会からすれば、日本社会の優しい配慮や良心はそれだけで「観光資源」になるということかもしれない。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)