「夏休みの子ども」を堕落させてしまう親のNG言動3つ

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長い長い夏休みですが、お子さんがただダラダラ過ごすだけでいつの間にか新学期を迎えてしまった……なんて事態は避けたいもの。

せっかくの長期休暇をお子さんにとって実りあるものにしたいですよね。

ところが、お母さんの言動によっては、子どもの成長や親子関係にとってマイナスになってしまうことも……!

そんな“夏休みに子どもをダメにしてしまう親のNG言動”を、花まる学習会野外体験部部長で『1人でできる子の育て方』の著者でもある箕浦健治先生に教えていただきました。

そのなかでも、今回は日常生活におけるNG言動3つをお届けしたいと思います!

 

■NG1:起床・就寝時間で日常のリズムを崩してしまう

「2学期に生活リズムが狂い、学校に通えなくなる子は少なくありません。その1つの原因として考えられるのは、夏休みバージョンの起床時間や就寝時間を決めていることが挙げられます。普段、学校に行っているときのリズムを崩すことはNGです。

朝は学校へ行く日と同じ時間に起きるようにすること。規則正しい生活を送るためのルールとして、“睡眠・食事・帰宅”の3つの時間は決めておくべきです。夏休みこそ、基本的な生活習慣を身につける絶好のチャンスです」

夏休み中は学校がないため、つい夜更かし・朝寝坊などを許してしまうお母さんも多いかもしれませんね。でも、箕浦先生によれば、よい生活リズムは継続することが大切とのことですよ!

 

■NG2:子どものスケジュールを親が立てている

夏休み中も規則正しい生活が大切……といっても、親が子どもの1日の過ごし方をきっちり管理するほうがいいというわけではありません。

たとえば、6時半起床。ラジオ体操に行って朝ごはんを食べて、9時から塾の夏期講習へ。塾から帰宅して12時から13時がランチタイム。13時から15時までは外遊び。15時からおやつの時間で16時から18時までが自宅学習の時間。18時に夕食……。

こんなふうに親がスケジュールを細かく組みすぎるのは、子どもの成長の妨げになってしまうこともあるようです。箕浦先生は著書において、こんなふうに指摘しています。

<人生や社会や会社は、スケジュールなどあってないようなものです。会社勤めをしていれば、いきなり上司から「これをやれ」と言われることもあります。自分が立てたスケジュールなんてすぐに覆され、また新たに立て直さなければならなくなるわけです。

だから、子どものスケジュールを親が決めてあげる必要はありません。

自分で管理するようになれば、子どもは自分なりに工夫をします。>

親が子どものスケジュールを立ててしまうと、子どもは自分で時間管理ができなくなってしまうかもしれません。

先回りして何でも決めてしまうことが当たり前になると、子どもはお父さんやお母さんが何でもしてくれるから、大人に言えば解決すると思ってしまいます。

学校に行かない夏休みだからこそ、子どもに自分でスケジュールを立てて実践させてみましょう。

 

■NG3:何度言っても聞かないから叱る

「夏休みは子どもと一緒に過ごす時間が増えると思います。この時期に子どもの成長に気づいたり、わが子の新しい発見をしたりするご両親も多いことでしょう。

他方で、同じ時間を過ごしていると、何度も同じことを言って、聞かないから叱るということも増えてしまいます。

ただ、子どもは好きなことに驚くほど夢中になります。その夢中になっているときに、たとえば“ごはんだよ”とか“片づけなさい”と言われても返事はできません。なぜなら聞こえていないからです」との事。

それで親としては、大きな声で何度も言っているのに、子どもが反応しないことにだんだん腹が立ってきて、ついに怒鳴ってしまうのです。しかし、これが悪循環を生むそうです。

「これって子どもからしたら、“突然お母さんが怒った顔で見ている”と驚くような状態なのです。それが続くと“ぼくは悪いことをしていないのに、お母さんはいつも急に怒りだす”と思い、“お母さんなんて嫌いだ!”ということになりかねません。

そうならないためにも、何度言っても聞かないときは、怒鳴るより近づいて背中や肩をポンポンと叩いて、“ごはんだよ”とか“片づけようか”と声をかけるようにしましょう。

こうすれば、どんなに集中していても気がつきます。つまり、音で合図をしてダメなら他の方法で合図を出すのです」

なぜ叱られるのかわからないままだと、お子さんはますますお母さんの言うことを聞かなくなってしまうかも……。大声で怒鳴るのは、しつけとして逆効果といえそうです。

そもそも、お子さんは悪気があってお母さんを無視しているのではありません。ただ、お母さんの声が耳に届いていないだけ!

ガミガミ叱ってばかりの夏休みで親子関係を悪くしないためには、ぜひ“言ってダメなら触って合図”を試してみましょう。

 

いかがでしたか? いずれもお母さんがついやってしまいそうな言動ばかりでしたね。これらNG言動を改善して、夏休みを有意義なものにしましょう!

(ライター 中田綾美)

 

【取材協力】

※ 箕浦健治・・・1973年生まれ。2004年に花まる学習会に入社し、入社2年目には野外体験部部長に任命され、現在に至るまで、延べ5万人を超える子どもたちの命を預かっている。子どもや父兄から「ファイヤー」の愛称で親しまれ、日本一と名高い花まる学習会の野外体験教育の基盤を築く。野外体験では、社会に出てメシが食える人間を育てることに注力している。幼稚園・公立小学校・自治体からの講演依頼も多数。

 

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【参考】

箕浦健治(著)、高濱正伸 (監修)(2016)『花まる学習会式1人でできる子の育て方 4歳〜9歳で生きる基礎力が決まる!』(日本実業出版社)

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