究極の青の世界。イタリアの最西端ファビニャーナ島

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シチリア島といえば、映画『グラン・ブルー』で観た真っ青な海やオレンジやレモンといった柑橘系の木々に、一面のオリーブ畑。太陽の恵みにあふれた自然豊かな島というイメージ。夏ともなれば、イタリアはもちろんヨーロッパ全土から大勢の人たちがバカンスを過ごしにやって来る場所ですが、ビーチラバーなら見逃せないのがシチリアからさらに足を伸ばした離島の島々。究極の青の世界を体験してみたいなら、イタリアの最西端にあたるエガディ諸島のファビニャーナ島がおすすめです。
天国のようなうつくしいビーチ
ティレニア海に浮かぶファビニャーナ島へは、パレルモの西に位置するトラパニから高速船で約30分。港に到着すると、そこからのぞく海水の透明度に驚かされますが、面積にして約20平方キロメートルほどのこの島にはまるで天国か桃源郷かと思うようなうつくしいビーチが点在するのです。

そんなファビニャーナで一番うつくしいと言われるビーチが島の東側に位置するカーラロッサ。なんでもあまりの透明度の高さにまるで船が宙に浮いているように見えるのだとか。太陽の光に照らされ青空を映し出した海の色は、エメラルドグリーンからマリンブルー、コバルトブルーへと煌めく青のプリズム。それは、まるでアクアマリンやサファイア、ラピズラズリ、オパールといった無数の宝石が海の底に転がり太陽に照らされているよう。
丘の上から初めて眼下にカーラソッサの姿を見とめた旅人は、みな足を止め、大きな感嘆の声をあげます。こんなにもうつくしい海の色と、惜しげなくそれを魅せてくれる地球にただただシンプルに感動し、感謝したくなるのはきっと世界中のどんな国の旅人でも同じですね。
青い海の世界を満喫
このカーラロッサの他にも、カーラアズール、カーラロトンダなど、ぐるりと島の海岸線に沿ってそれぞれに特徴の異なるビーチが楽しむことができます。丸一日ビーチホッピングで青い海の世界をこれでもかというくらい満喫するのがファビニャーナでの正しい過ごし方。セントロを抜けると、ほとんど民家や建物もまばらなファビニャーナでは、視界に入ってくるものすべてが自然の色彩。海の青さに負けじと空の青さもすばらしいのですが、それもそのはず。海の向こうはアフリカ大陸の入口となるチュニジアで、この抜けるような青空はヨーロッパのものというよりすでにアフリカの色彩であることに気づきます。
「「La vita è bella(人生って素晴らしい)! 」。こんなにもうつくしい青い海と空をひと目見れば、誰もがイタリア人のように、そうつぶやきたくなるのは間違いありません。
ちなみにファビニャーナは古くからマグロの古式追込み漁「マッタンツァ」で有名な島。マグロをはじめとした海の幸のイタリア料理と冷たい白ワインで美食の堪能もお忘れなく。とくにボッタルガと呼ばれるマグロのカラスミは絶品です。シチリアへ行かれた際は、一度ファビニャーナへ足を伸ばしてみてくださいね。
[Travel.jp]
写真/小林繭

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