ママの苦労がわかる!パパの妊婦体験のメリット

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子どもは“夫婦2人で”とは言うものの、実際にカラダの変化があるのはママだけ。パパはなかなか、「親になる」実感が湧きにくいといいます。ママはお腹が大きくなったり、つわりがあったり、妊娠のツラさを味わう一方で、パパは眺めているだけ。そんな夫婦のすれ違いが、ママのイライラを募らせますよね。パパも、ママの気持ちがわかれば、もっと優しくなれるはず。近年、パパの妊婦体験が注目されています。

●日本では、妊婦体験スーツが一般的

妊婦体験の方法はいくつかありますが、日本では、おもに妊婦体験スーツが使われるそう。およそ10kg前後のおもりが入っていて、胸やお腹の部分がふくらんでいるスーツです。

このスーツを装着したまま、階段を昇降してみたり、横になってみたり。普段の生活で何気なくやっていることが、妊娠というものがきっかけで、どれだけの変化をもたらすのかを実感できるのだとか。

一般的に行われている妊婦体験は、出産前の父親学級やパパママ学級で体験可能。しかし、いずれも1回限りの体験で終わってしまいますが、ママたちは十月十日(とつきとおか)もの長い間、苦労が続いているのです。

●イギリスで3人のパパの妊婦体験が話題に!

そんななかイギリスで、とある3人の「妊夫」が話題になりました。じつは、妊婦体験は日本だけでなく、海外でも注目されています。なんと、この3人の男性は、1カ月間、お風呂に入る時以外は、妊婦体験スーツを着けたまま過ごしたのだそう。寝る時も出勤する時も、ずっとスーツを着けたまま。3人の妊夫たちや世間のパパたちが、妊婦体験を通して実感する“ツラさ”には、どんなものがあるのでしょうか?

□妊婦体験でわかること

1)デスクワーク

妊夫たちは、立ち上がって歩くのが大変で、キャスター付きの椅子に座ったまま移動していたそう。また、何をするにも、常にカラダに違和感があったといいます。社内での「マタハラ」が社会問題になっていますが、男性が妊娠中の仕事がどれだけ大変かを体験することで、何か変わるきっかけになるといいですね。

2)寝転がる

お腹の重さにより、何もしていなくても、腰には大きな負担がかかりますよね。ちょっとした時間でも、寝転がっていると少しは楽になるようです。普段ゴロゴロしているママは、怠けているわけではなく、疲れがピークに達しているサインかも?

3)子どものお世話

妊婦が必ずしも初産とは限りませんよね。きょうだいがいる場合、子どものお世話も同時進行に。しかし、お腹が大きいと、子どもの遊びについていくだけの動きができません。「子どもの相手をしてあげられない」という申し訳なさに加え、思うように動けない苛立ちも重なって、「つい怒鳴ってしまう…」と後悔するママは多いようです。その分、パパがカバーしてあげなければいけませんね。

当然、全部をまったく同じように体験することはできません。とはいえ、少しでも“知ろう”、“歩み寄ろう”とすることで、ママはきっと楽になるはず。また、ネット上では、パパの“歩み寄り”に応えるために、「自分も理解してあげなきゃ!」と考え直すママも散見されました。パパの妊婦体験は、パパだけでなく、ママやお腹の赤ちゃんにとっても、たくさんのメリットがありそうです。

(文・明日陽樹/考務店)