24日、東京・渋谷の原宿警察署敷地内で37歳の男性警部補が転落死し、25日には町田市の住宅で70代の母と50代の娘が首をつって死亡、26日には新潟県妙高市の公園駐車場で40代の男性が焼死した。いずれも自殺とみられている。毎日のように自殺のニュースがある状況では、「日本では自殺が多い」と外国人に思われても仕方ないだろうか。(イメージ写真提供:123RF)

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 24日、東京・渋谷の原宿警察署敷地内で37歳の男性警部補が転落死し、25日には町田市の住宅で70代の母と50代の娘が首をつって死亡、26日には新潟県妙高市の公園駐車場で40代の男性が焼死した。いずれも自殺とみられている。毎日のように自殺のニュースがある状況では、「日本では自殺が多い」と外国人に思われても仕方ないだろうか。

 中国メディア・騰訊は25日、「地球上で最も自殺を愛する民族? 日本人は『そんなことはない』と叫んでいるぞ」とする記事を掲載した。記事は、「リアルにしろバーチャルにしろ、日本はみんな死ぬまで働かされ、自殺者がとりわけ多い民族という印象がある」と説明。これに対して、日本国内からは「日本が世界で最も自殺者の多い国というのは、完全に濡れ衣だ」との反発が出ているとした。

 そして、「濡れ衣」であるとする理由について、「日本の自殺者数は世界一」、「日本での自殺者は増え続けている」、「東京の自殺率が日本で一番高い」、「過労が自殺の主要因」、「電車への飛び込み自殺が自殺の大半を占める」という5つの誤解が挙げられていると紹介。日本の自殺者数は世界で10番目であり、2000年以降は自殺者が減少していること、過労のストレスよりも景気や経済状況などの要因が大きいこと、電車への飛び込み自殺が占める割合は決して高くないことが説明されていると伝えた。

 「日本は自殺大国だ」という印象を植え付ける要素の1つに、「自殺の名所」がしばしば紹介されることがあるように思える。中国のネット上では「富士山付近の青木ヶ原樹海が自殺の名所であり、数多くの遺体が発見される」という情報がしばしば流れるのだ。そして、日本がいかに個を抑制するストレス社会であるかといったネガティブな情報と相まって、「日本人はよく自殺する」というイメージにつながっているのではないだろうか。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)