27日、スマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」がプレー可能な韓国の一部地域に連日観光客が押し寄せる騒ぎとなっているが、北朝鮮に近い民間人統制区域内にもポケモンが出没し、軍が対応に頭を悩ませている。写真は南北境界の板門店。

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2016年7月27日、韓国・KBSテレビなどによると、北東部の江原道東岸などスマートフォン向けゲーム「ポケモンGO」がプレー可能な韓国の一部地域に連日観光客が押し寄せる騒ぎとなっているが、北朝鮮に近い民間人統制区域内にもポケモンが出没し、軍が対応に頭を悩ませている。

韓国で未配信にもかかわらずプレーが可能な理由は、ゲーム開発会社の地域設定で一帯が北朝鮮に分類されているためと言われている。「ポケモンの聖地」となった束草は北緯38度線より北に位置する港町、さらに北の高城には民間人統制区域が設定され、区域内の統一展望台からは非武装地帯(DMZ)を境に北朝鮮を眺めることができる。それだけ北朝鮮に近い地域なのだ。

この民間人統制区域内でゲームを楽しもうとする人が増えていることを受け、韓国軍当局はこのほど、プレーヤーへの自粛を呼び掛ける案内文の配布や案内放送を始めた。軍関係者は「ゲームの利用者が民間人統制区域内でプレーすることで軍部隊の位置情報が明かされる可能性がある上、前線地域の各所に埋められている地雷で被害が出る可能性もある」と懸念する。

事態を受け、韓国メディアは「軍がポケモンGOと戦争中」(ヘラルド経済)、「頭の痛いポケモン、軍は戦々恐々」(KBS)などと伝え、韓国のネットユーザーはこれに次のようなコメントを寄せた。

「誰か1人が地雷を踏んでけがでもしないと誰も目を覚まさないよ」
「これは銃で撃たれても文句は言えない」
「勝手に入ったやつは刑務所送りにすればいい。こういうところでこそ規定通りに処理すべきだ」

「可能性は低いとは思うけど、ポケモンGOしてるうちに北に渡っちゃったりして…」
「地雷で足首を飛ばされたとしても、国を相手に損害賠償請求なんてしないでくれよ?」
「ポケモンを捕まえにそこまで行くばかがいるのか?」

「金正恩(キム・ジョンウン)の家にポケモンが出れば南北統一できそう」
「ゲームごときに命を懸けるとは…」
「頭が痛いだって?統制を強化すれば済む話だろう」
「ゲーム会社に電話して、その地域は除外するように言って」(翻訳・編集/吉金)