日本国内での配信が始まったばかりの「ポケモンGO」だが、早くも問題が指摘され始めている。都会では大変な盛況を見せる一方、田舎在住の人々から予想外の不評が寄せられているのだ。

2016年7月24日、次のような画像付きのツイートが投稿され、大きな話題となっている。

手描きで表された田舎の現実に、共感を覚えた人が多かったのだろう。リツイートは3万5000を超えている。

はたして「ポケモンGO」は、田舎では楽しめないのだろうか。

「ポケモンGOは下手な観光案内アプリより優秀かも...」

猊鼻渓(frontriverさん撮影、Flickrより)

冒頭のツイートに関連して、こんな声が寄せられている。

「ポケモンでてこない」「田舎はポケストップも少ないし近くにだってポケモンも少ない」「地域格差社会は広がるばかり」といった意見が多い。

ところが一方、田舎だからこそ楽しいという報告もあった。

写真は岩手県一関市にある渓谷「猊鼻渓」だ。世界文化遺産に登録された平泉・中尊寺から、車で約40分の距離にある。日本百景・名勝にも選定されている、いわゆる観光地だ。「岩手県の猊鼻渓という特徴的な岩石が見られる渓谷ではイワークが出現しまして」というコメントが添えられている。こんな風に楽しんでいる人もいるのだ。

ツイッターには、他にもこんな声も寄せられている。

「これ観光案内ナビみたいな役目にもなるなw」「ポケモンGOは下手な観光案内アプリより優秀かも...」「面白い観光案内になると思います」「地元の観光スポット巡って一周してきたら最後ご絶景でした」といった感想だ。

「ポケモンGO」の場合、史跡、神社仏閣、名所旧跡の案内板、モニュメント、石碑、彫刻、建造物、灯台などが、ポケストップに設定されているケースが多い。もちろん公共施設、公園、駅、港なども、同様にポケストップとなっている可能性が高いようだ。

「田舎には田舎の楽しみ方があると思いますよ」と語ってくれたのは、長崎県在住の知人のAさんだ。彼はここ1年ほど「イングレス」というゲームにはまっている。「イングレス」はスマホ向けの位置情報ゲームで、ナイアンティック社が開発した。「ポケモンGO」の開発も、このナイアンティック社だ。

「イングレスのユーザーから申請された情報が蓄積され、ポケモンGOにかなり反映されているのではないか」と、Aさんは語ってくれた。「長崎県の場合、意外に道端のお地蔵さんがポイントなんですよ」とも......。「イングレスとポケモンGOを同時に楽しめれば、可能性はより広がりそうですね」と期待しているようだ。観光客誘致や町起こしにも活用できるかもしれないとのこと。