ニオイが気になる季節、香りをまとってモテてみないか?

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暑すぎる夏、汗をかいてしまうのは仕方ない。しかし、夕方になると気になるのは汗のイヤ〜なニオイ。もしや“クサイ男と思われていないか…。

そうなる前に制汗剤や汗拭きシートでケアするのもおススメだが、どうせなら“いい香りがする男”になってみないか? 

■日本人は軽くて爽やかな香りがお好き

気になる体臭を抑え、いい香りで女性の好感度もアップできれば一石二鳥。でも、香水を適切に適量使えないと“臭いのテロ”になってしまう場合も…。

そこで、この夏こそ香水で爽やかな印象をふりまき、いい男ムードを演出しようじゃないか! と、講師にお呼びしたのは大阪を中心に活躍するカリスマ香水スタイリスト、“香水王子”こと坂本信介さんだ。

「香水の使いこなし方がわからない、香水に興味はあってもどんな香水を選んでいいのかわからない方が多いと思います」

のっけからズバリ! それもそのはず。坂本さんは約15年前、大阪・心斎橋にあったわずか5坪のフレグランスショップで年商1億円以上の実績を作ったカリスマ店員。香水を買う際、お客が何を悩んでいるのか熟知しているのだ。

そんな知識の中から、最もわかりやすい一例として挙げるのが、海外旅行のおみやげの香水。

海外有名ブランド香水なら間違いないとおみやげで買いがちなんですが、日本人に合った商品は少ないんです。いただいたから、と香水をつけてみたら香りがキツい。で、使い切れずに放置する人が多いんです。なぜかというと、日本人が好きな清潔感のあるシャボン系やライトな香りとは、全く違いますからね」

それこそ80年代やバブルの頃は、クリスチャン・ディオールの「プアゾン」、ゲランの「ミツコ」など、お母さんやおばあちゃんのタンスから漂ってきそうな、日本人が思い描くいかにも香水らしい重厚感がある香りが流行った。

「ですが、最初の香水ブームである1996年ごろにはカルバンクラインの『シーケー ワン』や『エタニティ』などのグリーン系の香りが流行り、当時、画期的だったフルーツ系の香りも登場しました。それ以降は、2010年頃まで幾度か香水ブームはありますが、基本は爽やかで軽い香りが定番人気となっています」

ダンディな男を演出できる渋めのウッディ系の香りも一時的に流行ったが、日本人男性がつけこなすにはハードルが高いようで根付かなかった。

「2011年頃からは、天然香料を使うなど素材にこだわったオーガニック系や50mlでも2〜3万円するメゾン系の流れが出てきましたね」

女子トークに参加できそうな最旬の香水情報を得たところで、早速【香水の基本編】を学んでみよう!■これだけは知っておきたい!香水の基本

【香水の種類

ひと言で「香水」といっても、香料の濃度によって4種類に分けられている。当然、濃度が高いほど香りは長く続き、1日の間に何度もつける必要はない。

●パルファン(香水)濃度:15〜25% 持続時間:5〜7時間

オーデパルファン濃度:10〜15% 持続時間:4〜5時間

オードトワレ濃度:5〜10% 持続時間:3〜4時間

オーデコロン 濃度:1〜5%  持続時間:1〜2時間

【香りの変化

香水は時間経過によって3段階に香りが変化するよう、パフューマーが計算して作っている。つけた瞬間はアルコールのツンとした匂いが立つが、それから30分ほどすると香りの個性が最も楽しめる“ミドルノート”へ。香りの変化を熟知して香水を使えれば、合コンなどでも役立ちそうだ。

トップノート:フレグランスの第一印象になる、つけた瞬間に香る匂い。揮発性(きはつせい)の高い柑橘系(オレンジ、ベルガモット)などのエッセンスが主流

ミドルノート:つけてから3〜4時間後の匂い。香水の個性が最も現れるため、買う際はどんな香りなのかを知っておきたい

ラストノート:香りの効果が薄れ、消えていくまでの残り香のこと

【香りの種類

香水は香りによって系統立てられている。細かく分類すると下記よりもっと系統はあるが、今回は次週以降に登場する系統を中心にセレクト。

フローラル系:ローズやジャスミンなど花の香り

グリーン系:森林など自然をほうふつとさせる香り

オゾン系:海をイメージさせる瑞々しい香り

シトラス系:レモンやライムなど柑橘系の香り

フルーティー系:フルーツを感じさせる香り

ウッディ系:白檀(びゃくだん)など香木を基調とした香り

タバック・レザー系:男性用香水で用いられやすい、葉巻タバコや皮革を基調とした香り

これが香水の知識の基本。次週は初心者でも失敗しない香水の買い方、香水にまつわる素朴な疑問を香水王子に伺います!

取材協力/坂本信介さん

香水アドバイザーの第一人者、アメリカフレグランス財団認定 販売スペシャリスト。カリスマ販売員として培った“現場力”に注目され、香水のデモ販売やセミナー、商品やテナントプロデュースを任されるように。これまでにないフレグランスショップ『シュシュシェリー』 http://kk-galleria.jp/cherie を昨年『ららぽーとEXPOCITY』(大阪府吹田市)に立ち上げて話題に。“日本人が気軽につけられる香水”をコンセプトに、香水7種をラインナップした他、希少なアルガンバターを使った香り高いハンドクリームとボディミルクも話題になっている。

(取材・文/渡邉裕美 撮影/五十嵐和博)