日本を訪れる中国人観光客たちの中には、日本に対して「清潔、礼儀正しい」といったポジティブな印象を抱いて帰る人がいる。しかしそれはある種表層的なものであり、長期間日本に滞在すると、日本の社会の深層に潜む暗い影の部分も見えてくるようだ。中国メディア・今日頭条は24日「日本 賑やかな印象の下の残酷」とする記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

写真拡大

 日本を訪れる中国人観光客たちの中には、日本に対して「清潔、礼儀正しい」といったポジティブな印象を抱いて帰る人がいる。しかし、それはある種表層的なものであり、長期間日本に滞在すると、日本の社会の深層に潜む暗い影の部分も見えてくるようだ。中国メディア・今日頭条は24日「日本 賑やかな印象の下の残酷」とする記事を掲載した。

 記事は、急速な経済発展の背後で、各種の社会現象が日本を歪んだ方向へと発展させていったとしたうえで、「激しい競争に晒される学生の自殺率上昇」、「時代の潮流に合わなくなった、終身雇用制度がもたらす悪循環」、「正規雇用されないなどで生活費に困窮する人びとがネットカフェで寝泊りするネット難民現象」、「残業が当然とされ、強いストレスで健康リスクを抱える会社員」、「毎日のような残業の苦しみを紛らわそうとする男性をターゲットにした水商売」といった現象を列挙。それぞれについて解説した。

 そのうえで「このようなストレスの中、夢を追うことはおろか、基本的な生活だけでも打ちひしがれてしまう。若者は年中『どうしたら正社員になり、淘汰を免れるか』を考えているが、伝統的なこの制度に自由など全く存在しない。そのうえ、多くの働き口を生み出すような起爆剤もない」とし、「一般人として、あなたは本当に日本で生活したいと思うか」と問いかけた。

 正規雇用・非正規雇用の問題は改善に向けた取り組みが進んではいるものの、完全な解決にはほど遠い状況だ。また、残業を減らす、休暇をしっかり取るという試みも、全ての企業において浸透しているとは言い難い。もちろん、世の中がすべて暗鬱という訳ではないが、経済や社会に関する種々の問題が、暗い影を落としていることもまた事実と言える。(編集担当:今関忠馬)(イメージ写真提供:123RF)