犬が自分の足を舐める時に考えられる理由について

うちの愛犬が足を舐めている姿をよく見かけることがありました。
その行動自体あまり気にしたことがなかったのですが、でも舐める行動にはきちんとした理由があったのです。

毛づくろい

あまり頻繁ではなくたまに舐める場合は、毛づくろいの一つとして足を舐めている可能性があります。
足だけでなく、体のあちこちを舐めている場合は、毛づくろいであることが多いです。
猫のように隅から隅まで舐めるようなことはしませんが、犬も毛づくろいで自分の体を舐める行動を取ります。
毛に付いた汚れがないか、体にケガがないか確認するために行っています。

ケガや皮膚病

あまりにもしつこく足を舐めている場合、舐めている箇所をケガしていることがあります。
舐めている箇所の毛が抜けていないか、皮膚がただれていないか、ケガをしていないかを飼い主が確認する必要があります。

犬はケガをしている部分を舐める本能があります。
しかし、舐めることで犬の口の中の菌によってさらに悪化させてしまうため、舐める行為を辞めさせなくてはいけません。
舐めることでケガをしている部分から細菌が入ったり、皮膚を傷つけたりすることになるので、できるだけ早く病院で検査してもらいましょう。

ストレス

舐める原因には、ストレスを感じていることも考えられます。
大きな物音や知らない人が家に来た、引っ越しなどによって環境が新しくなった、飼い主に怒られたなど、精神的にストレスを感じたときに足だけでなく、体を舐めることがあります。
これはカーミングシグナルと言われている、犬自身が自分を落ちつけようとしている行為です。
ストレスによって舐め続けることで、ただれたり皮膚炎を起こす可能性があります。
当然、皮膚炎になってしまうとそれ自体もストレスの元となり、更にストレスが溜まる悪循環になってしまうので、「ただ足を舐めているだけ」と軽く考えずに、なるべく早くストレスの原因を取り除いてあげましょう。

(※次のページでは舐めるのをやめさせる方法をご紹介します)

足を舐めるのをやめさせる方法

ケガや皮膚病などが原因で舐めていた場合は、病院で治療することや足を清潔に保つことで改善されます。
散歩から帰ったら必ず足を洗う、足の裏の伸びた毛はこまめにカットするなどして、細菌が増える環境を作らないようにしましょう。
ケガ以外の原因の場合は、飼い主がやめさせるしかありません。
あまりにしつこく舐めている場合は、辞めさせるための対策を練る必要があります。

躾をする

一番良い方法は、舐めることがいけないことだと教えることです。
足を舐めたら舐めている部分を手で覆って、「これはダメ!」と教えてあげてください。
それを何回か繰り返すと舐めないようになるはずです。

気をそらす

足を舐めだしたら、その犬が覚えているコマンドを言います。
「フセ」「お手」「お座り」など、その犬ができるコマンドで指示すると舐めることから気をそらすことができます。
もしくは、舐め始めたらおもちゃなどを取り出して、そちらへ気をそらします。
我が家でも、あまりに長い時間足を舐めているときは、おもちゃを出してそちらへ気が向くようにしています。

挨拶をしない

足を舐める行為は、分離不安から来るストレスによって行う場合があります。
飼い主が留守にすることで犬がストレスを感じているので、犬がストレスを感じにくい留守番をさせるようにします。
それは、留守にする前に「いってきます」と言わないこと。
この言葉を聞くと、また留守番しなくてはいけないのか…と思う合図になってしまうため、何も言わずささっと出かけることが大切です。
どうしても何か言ってから出かけたくなりますが、そこは心を鬼にして無言で出かけましょう。

たくさん運動する

ストレスの原因として、運動不足も考えられます。
散歩が足りていない、梅雨の時期で散歩に行けないなど、運動不足からくるストレスによって足を舐める行動を取ることがあります。
なかなか運動させてあげられていないなと感じたときは、いつもより長い距離を散歩するか、室内でもできる遊びで犬のストレスを発散させてあげましょう。

躾用品を使う

犬のいたずら防止用のスプレーを、いつも舐める場所に塗ることも効果的です。
犬が苦手な味のするスプレーなので、舐めることをやめるでしょう。
吹きかけるスプレーは、犬の皮膚に付けても問題のないものかどうかを確認してから行うようにしてください。

まとめ

実は足を舐める原因のほとんどが、ストレスによる行動だと言われています。
ですので舐めるのをやめさせる一番の方法は、そのストレスの原因を取り除いてあげることです。

愛犬が何に対してストレスを感じているのか、飼い主のどういった行動がストレスを与えているのかを考え、愛犬の感じているストレスを減らしていけるようにしていきましょう。