記録的な豪雨によって中国各地で洪水や冠水が発生、行方不明者をはじめ多くの死者が出たことに対し、中国のネット上では日本をはじめとする国ではなぜ洪水が発生しないのかという疑問の声が上がっているという。(イメージ写真提供:123RF)

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 18日から続いた記録的な豪雨によって中国各地で洪水や冠水が発生、行方不明者をはじめ多くの死者が出たことに対し、中国のネット上では日本をはじめとする国ではなぜ洪水が発生しないのかという疑問の声が上がっているという。

 中国メディアの駆動之家は25日、記録的豪雨によって多くの都市が被害を受けたと伝えつつ、「排水系統が整備されていないことが批判の対象となっている」と報じている。

 中国でははるか昔から豪雨のたびに洪水が発生してきた。日本でも豪雨があっても容易には洪水や冠水が生じないが、日本と中国の差は一体何だろうか。記事は、日本で洪水が容易には生じない理由は治水と都市部における排水系統が優れているためだと伝えつつ、ネット上では多くの中国人ネットユーザーが日本をはじめとする国外の排水系統を紹介し、中国政府に対して排水系統の整備を暗に求めていると紹介した。

 続けて、東京にある「神田川・環状7号線地下調節池」を写真とともに紹介。東京新宿区などの道路や河川の整備および、その維持管理を行う東京都第三建設事務所のウェブサイトによれば、「神田川・環状7号線地下調節池」は環状7号線の地下約50メートルに建設され、神田川、善福寺川、妙正寺川の洪水約54万立法メートルを貯留することができる施設だ。

 豪雨によって河川の水位が上昇しても氾濫しないようにするのが地下調節池の役割であり、こうした施設が数多くあるからこそ日本では容易に河川の氾濫や洪水が起きないということが分かる。記事は神田川・環状7号線地下調節池について「洪水の発生を食い止めるうえで大きな役割を果たしてきた」と伝えつつ、こうした施設の有無が日本と中国での洪水発生回数の差につながっているとの見方を示している。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)