中国で日系車の販売が好調だ。一部のメーカーは失速の傾向も見え始めているが、ホンダは特に中国のSUV市場で存在感を示し続けている。中国メディアの汽車之家はこのほど、中国市場における日系車のパフォーマンスはSUV市場での売れ行きによって決まると論じる記事を掲載した。(イメージ写真提供:123RF)

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 中国で日系車の販売が好調だ。一部のメーカーは失速の傾向も見え始めているが、ホンダは特に中国のSUV市場で存在感を示し続けている。中国メディアの汽車之家はこのほど、中国市場における日系車のパフォーマンスはSUV市場での売れ行きによって決まると論じる記事を掲載した。

 記事は、ホンダの6月におけるSUV市場での販売台数は前年同月比31.8%増の9万6700台に達し、4カ月連続で前年を上回ったことを紹介。さらに日産も前年比45.5%増の14万6000台に達したことを指摘し、「中国ではSUV市場での売れ行きが各社の業績を左右する」との見方があることを紹介した。

 一方、トヨタの6月における中国での新車販売台数は前年同月比3.4%減の9万7000台にとどまり、カローラは前年同月比11.3%減の2万1900台にとどまったことを紹介。中国政府が打ち出した小型車に対する減税策の影響が薄れ始めていることのほか、トヨタは中国でRAV4とハイランダーの2車種しかSUVを投入していないと論じた。

 続けて記事は、中国のSUV市場の成長率は減速傾向にあるとしながらも、それでも二桁の成長を続けており、中国メーカーも相次いで新車を投入するなど競争が激化していることを指摘。「中国ではSUV市場での売れ行きが各社の業績を左右するため、日系メーカーもSUV市場への積極的な新車投入が求められる」と論じた。

 中国でSUVが人気となっているのは、メンツを重視する中国人にとってSUVはメンツの立つ車であることが挙げられる。車体が大きくて高額なSUVであれば、他人に見せても恥をかくことがない。また、自動車の購入層が若年化していることも理由の1つだろう。中高年の人がセダンを好む一方で、若年層はセダンよりもスポーティーなSUVを好むとの見方もある。(編集担当:村山健二)(イメージ写真提供:123RF)