世界三大珍味といえば、キャビア・トリュフそして、フォアグラ。その高級食材の“フォアグラ”を、高級フレンチでなくても、意外とリーズナブルに楽しめる店は結構たくさんあるのだ!

夏にシャンパンやワインといただきたい、フォアグラデビューからツウまで楽しめる8店をまるっとご紹介!



【数量限定】 熟成和牛肉のハンバーグステーキとフォアグラロッシーニ風
熟成和牛専門店『听(ポンド)』の大人のハンバーグ

銀座


京都に本店を構える熟成和牛専門店『听(ポンド)』が東京へ進出してきたのは、銀座駅から徒歩2分の場所。熟成牛の為だけに飼育された和牛を、日本一の熟成庫で熟成しているというこだわりの肉が楽しめる。

ここで食べたいのは、フォアグラと熟成肉のマリアージュを実現させた数量限定の「熟成和牛肉のハンバーグステーキとフォアグラロッシーニ風」。

鹿児島のひらまつ牧場の特選肉を超粗挽きに挽き、54℃で3時間かけて焼くという贅沢なハンバーグ。その上にはとろっとろのフォアグラを豪快に乗せ、ロッシーニ風の大人ハンバーグが出来上がる!



ソースは醤油をベースにし、ごはんにもパンにも合うように仕上げている

ソースは、ごはんにもパンにも合うように赤ワインを20%まで煮詰め、醤油ベースと合わせている。ランチには味噌汁がついてきて、和を感じられる要素も。

ちょっと贅沢して優雅にランチを楽しみたい時に、ぜひ訪れてみてほしい。数量限定だから早めにお店へ行くことをオススメ!




ギュッとした肉感とトロリと柔らかいフォアグラの組み合わせが絶妙なフレンチ風「フォアグラハンバーグ」
『Bistro Q (ビストロ キュー)』のフレンチ風「フォアグラハンバーグ」

溜池山王


細い路地にひっそりと佇む黒い外観、穴場的な雰囲気を醸すフレンチレストラン『Bistro Q (ビストロ キュー)』。こぢんまりとした店内はカウンター席とテーブル席があり、シェフとの距離が非常に近いのが特徴だ。

オープンキッチンだからハンバーグをこねている様子が目に入ってくる。待つこと数十分、お待ちかねのフレンチ風「フォアグラハンバーグ」の登場にワクワクする。

ふっくらとした厚みのある楕円形のハンバーグには、1cm角のしっかりとしたフォアグラの塊が3〜4個ほどゴロっと散りばめられている。表面はカリッと焼かれているが、ナイフをさすと肉汁が流れ出てきて中身は柔らかい。口にするとギュッと詰まった肉感としっかりとした味わいが楽しめる。



フォアグラの風味は口いっぱいに広がって幸せな気分に浸らせてくれる

ソースはデミグラスに赤ワイン加えてじっくりと煮込んだ深みのある味で、フォアグラとの相性も◎。ハンバーグだけでなく普段なら脇役的存在である野菜や別皿のパンも引き立たせてくれる魔法のソースだ。

シェフは有名鉄板焼き『ahill』出身の実力派。お洒落だけど気を張らない雰囲気だから、デートにももってこいだ。


SNSで噂になっている裏スペシャリテ「フォアグラの○○○」って?



プライベート感溢れる個室を備えた、シックなダイニングスペース。デートにもぴったりのハイセンスな空間
恵比寿『SOUL DRESSING』の贅沢すぎる「ロッシーニ」

恵比寿


JR恵比寿駅の西口改札から代官山方面へ歩くこと5分。少し歩くだけで駅前とは違いひっそりと静かな世界が広がる。一軒家に小さな看板が目印の『SOUL DRESSING』は、日本各地からその日に届く新鮮食材をライブ感たっぷりの鉄板焼きや炭焼きグリルで楽しめるダイニング。

1階にオープンキッチンの鉄板焼きカウンター、2階にはBARやプライベート感溢れる個室を備えたシックなダイニングスペースがあり、デートにはどちらも捨てがたいハイセンスな空間だ。



大きなフォアグラを贅沢に使った「ロッシーニ」

料理は全ての素材の持ち味をダイレクトに感じる逸品ばかりなのだが、そのビジュアルも女子ウケ抜群に作られ、計算しつくされている。

ここで楽しむフォアグラは、赤ワインのソースが美しい輝きを放つ「ロッシーニ」。豪快に焼かれた和牛の上には大きなフォアグラが丸々乗り、さすがは鉄板焼きならではの至福の一品。

とろけるフォアグラの食感と和牛のしっかりとした肉の旨みをぜひ堪能してみてほしい!




裏スペシャリテと噂される「フォアグラのソフトクリーム」は小さいながらも記憶に残る味
銀座『レストラン エール』の「フォアグラのソフトクリーム」

銀座


銀座駅から中央通りを1ブロック歩いたビルの8階。『レストラン エール』は、女性と行けば必ずデートが成功するレストランとして口コミでも話題だ。その理由は、味だけじゃなく、見た目もフォトジェニックなメニューばかりが揃っているから。一皿一皿ごとに女性の歓声が上がること間違いナシのフレンチレストラン。

ここで味わいたいのは、インスタでも話題になっている「フォアグラのソフトクリーム」。



アーティスティックなフレンチ!

砂の上にソフトクリームが立っていて、そのビジュアルに思わず「カワイイ!」と歓声が上がる。

「こちらのソフトクリームは手でそのままどうぞ」と、勧められるがまま口にすると、ふわ〜っとフォアグラの香りがいっぱいに広がって幸せな気分になれる。

コーンのサクサク食感も楽しく、見た目は可愛いが味はしっかりフレンチ。シャンパンを合わせてオシャレに楽しみたい贅沢なソフトクリームである。




フォアグラがマカロンに変身!
『bar à vin PARTAGER』のフォアグラのスペシャリテ

表参道


開業10周年を迎え、リニューアルした「表参道ヒルズ」。そのレストランフロアにあるビストロ『bar à vin PARTAGER(バールアヴァンパルタージェ)』でもリーズナブルにフォアグラが楽しめる。

ワインやシャンパンに合わせたい「フォアグラのマカロン」は大阪本店でも人気のメニュー。フォアグラの塩気とマカロンの甘さがベストマッチ!



今度はクレームブリュレ! サプライズある変化球で召し上がれ

もう1品はシェフのスペシャリテ「フォアグラのクレームブリュレ」。見た目はシンプルなブリュレなのだが、実は中にフォアグラのソテーが混ぜてある。

口に入れた瞬間は甘いブリュレ、そして後からフォアグラの濃厚な味が残るという、口の中まで計算しつくされている。

表参道ヒルズという一等地にありながら、数百円というリーズナブルな価格でフォアグラが楽しめるビストロは、ぜひチェックしておきたい店である。


ため息が出るほど美味しい、フワフワでトロットロのフォアグラ棒つくね



袋に入った焼き菓子のようなビジュアルの「フォアグラのクリスピーサンド」
人気フレンチ『ラス』の逸品!「フォアグラのクリスピーサンド」

表参道


麻布十番の人気店『カラペティバトゥバ!』から独立した兼子大輔シェフが2012年にオープンさせたのが表参道『ラス(L'AS)』。

メニューはランチ、ディナーともに¥5,000の「おまかせ1コース」のみで、その内容は約3週間で入れ替わるから毎回旬な食材が楽しめる。圧倒的な満足感を見出すコース設定で、 “楽しさ“ や “驚き“ がぎっしりと詰まっている。

その人気コースの最初に頂くのが名物の「フォアグラのクリスピーサンド」。これが一度食べたら忘れられない食感と味!袋に入った焼き菓子のようなビジュアルは、どこか遊び心も感じられる。



中にはオレンジのジャムが仕込まれている

その袋を開けると、可愛らしいクリスピーサンドが隠れている。強く触ると潰れてしまいそうなくらいに、繊細な一品。中にはオレンジのジャムが仕込まれていて、サプライズ感も忘れない。

シンプルながらもモダンに仕上げられたフォアグラのスペシャリテ。兼子シェフの自由な感性を十分感じながら、おいしい驚きに溢れた楽しい時間を堪能してほしい。




串から落ちてしまいそうなくらいふわふわの名物「フォアグラ棒つくね」
『焼鳥 井』で頂きたい、名物「フォアグラ棒つくね」

乃木坂


六本木交差点からミッドタウン沿いを右折し、坂をくだったところにある隠れ家的な焼き鳥屋『井』。 暖簾をくぐり店内に入るとモダンな雰囲気でコの字のカウンターに個室が2つ。一見、すごく高級かと思いきや、じつはすごくリーズナブルな店でホッとする。

ぜひ注文していただきたい店の一番の名物は「フォアグラ棒つくね」。串から落ちてしまいそうなくらい柔らかなつくね、これを焼く職人技についつい見とれてしまう。

一口食べると中からフワフワでトロトロのフォアグラのペーストが溢れて出てくる。とてもジューシーで、シャンパンやワインにもすごく合う、まるでフレンチのような串。

焼鳥だけじゃなく季節の野菜をたっぷり使った料理が頂けるから、接待やデートにも使える。チェックしておいて間違いのない焼鳥店である。




目の前で焼かれたフォアグラが入った「フォアグラ茶わん蒸し」
『鉄板焼き 嬋(ぜん)』の「フォアグラ茶わん蒸し」

恵比寿


恵比寿駅から徒歩10分。駅前の喧騒を離れ、住宅街の中にある古民家を改築した一軒家に2015年11月にオープンした『鉄板焼き 嬋(ぜん)』。

ここでは、鉄板焼き屋ならではのフォアグラが楽しめる。さっそく目の前で焼かれていくフォアグラ。ステーキハウスで10年務めたというシェフの技を眺めながら、どんな料理に仕上がるのかワクワクが止まらない。

そして完成したのが、「フォアグラ茶わん蒸し」である! 茶わん蒸しの中に具として入っているわけではなく、そのまま上に乗せてしまっているのだから驚き。



和風出汁の餡かけでほっとする味にまとめられている

とろみたっぷりの餡は和風出汁で作られているから、どこかほっとする味。フォアグラと茶わん蒸しという和と洋の要素を、餡かけがちょうどよくまとめて一つの料理として完成させてくれる。

これにはぜひ、シャンパンでも日本酒でもなく、“発泡清酒”を合わせて楽しんで欲しい。その斬新な組み合わせに、グルメ通でも満足できるはず。