iPhone文字入力のイライラ解消! お役立ち便利アプリ5選

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iPhoneには、App Storeからダウンロードした他社製のキーボードを追加できます。プリセットされているアップル純正のキーボードが使いにくいと感じている人は、ほかのキーボードを使うことで、より快適に入力できるようになるかもしれません。ですが、実際にキーボードを追加している人は少ないようです。なぜなら、ほとんどの日本語キーボードは有料。役立つかどうかがわからないアプリにお金を出すのは、ちょっと躊躇ってしまいますよね?

というわけで、「アップル純正のキーボードよりも使いやすいかも」と思えるキーボードを自腹でダウンロードして使い比べてみました。

快適!片手で入力しやすいキーボード!

iPhoneの画面サイズが大きくなり、片手では文字入力がしづらくなったと感じている人はいませんか? そんな人にオススメしたいのが「片手キーボードRRO」(360円)です。

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このキーボードの最大の利点は、キーボードのサイズや表示位置を自在に調整できること。テンキーだけでなく、QWERTY配列の英語キーボードのサイズも変更できます。

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3D Touchにも対応していて、濁音や小さい文字を素早く入力できることも利点。例えば、「か」を押し込んでから左にフリックすると「ぎ」、「た」を押し込んでから上にフリックすると小さい「っ」を入力できるといった仕組みです。多少の慣れは必要ですが、片手で、なおかつ少ないタッチ操作で文章を入力できるようになるはずです。

 

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また、数字キーのフリック入力では、「年月日」「時分秒」などが素早く入力できるようになっています。

 

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キーボードの上に表示される「カーソル移動」という部分をなぞって、カーソルをスムーズに移動できるのも便利です。

 

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よく使う「フレーズ」が充実したキーボード

長いメールを書くことが多かったり、iPhoneでブログで更新しているなど、長文を入力することが多い人に試してもらいたいのが「ワードライト」(240円)というキーボードです。

 

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この「ワードライト」の最大の魅力は、定型句が充実していること。「フレーズ」を選択すると、「お疲れさまです」「お世話になっております」といった、よく使う冒頭文はもちろん、「ご足労をおかけして申し訳ございませんが」「ご確認いただければ、ご返信は無用です」といった、ビジネスメールで役立つフレーズもひと通り収録されています。

 

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「かお」を選択すると、顔文字を含むメッセージが表示されます。友達宛てのメッセージやLINEなどで役立ちそうです。

 

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「便利ツール」→「htmlタグ」を選択して、ホームページやブログを更新する際に使うHTMLタブを入力することもできます。

 

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個性的なキーボードに思われるかもしれませんが、常時使うキーボードとしても必要な機能は揃えています。キーボードの大きさやフリック感度など細かい設定もでき、キーボードを右寄せ・左寄せにして、片手でタッチしやすいようにも設定できます。

 

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高性能! 文字変換が賢いキーボードは?

タッチ操作に慣れず、誤入力が多くなりがちな人にオススメしたいのが、パソコンユーザーにはおなじみの「ATOK -日本語入力キーボード」(1600円)です。スマホのアプリとしては高額です。期待度が高いからでしょうか、レビューの評価もシビアです。されど、さすがは日本語入力の老舗が開発したアプリとあって、価格相応の機能は備えています。

 

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筆者が「ATOK」を使って、利点と感じたのは語彙力。アップル純正のキーボードでは入力に手間取る言葉でも、スムーズに入力できることが多々ありました。例えば、「木粼さん」という名前を入力したい場合、純正キーボードでは「粼」という字が出てきません。ATOKなら「木崎」はもちろん、「木粼」や「木嵜」なども候補に表示されます。

 

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企業名や商品名などにも強い印象。「Y!mobile」と入力したい場合に、純正キーボードでは英字入力に切り替える必要がありますが、ATOKなら「わいもばいる」と入力するだけで変換候補に表示されます。

 

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誤入力を未然に防止してくれるのもATOKの魅力。「おはよう」と入力するつもりが「おはやう」となってしまっても、変換候補には「おはよう」が表示されます。「シチュエーション」と入力すべきなのに、「しゅちえーしょん」とタップしても、変換候補欄には、ちゃんと「シチュエーション」と表示されます。

 

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「神奈川県」と入力すると、続く候補に「横浜市」「相模原市」が表示され、「横浜市」を選択すると「中区」「西区」と、文脈を考慮した候補が優先して表示されるのも便利です。

 

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また、ATOKには「フラワータッチ」という独自の入力方式があります。これにより、濁音や小文字もスピーディに入力できます。

 

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キーボードを縮小して、右寄せ・左寄せで表示できる機能も備えています。これらの機能をフル活用できるのであれば、1600円は、むしろ安いと思えるかもしれませんね。

 

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手書きで入力できるキーボードは?

「そもそもタッチでの入力が難しい」「フリック入力とか全然覚えられない」という人もいるかもしれませんね。実は筆者もこのタイプです。そんな人の強〜い味方になってくれるのが「mazec 手書き日本語入力ソフト」(1080円)。手書きで入力できるキーボードです。

 

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「JP All」という設定にしておけば、かな・漢字はもちろん、英数字が含まれる文章も一気に入力できます。しかも、認識の精度もかなり優秀です。きれいな文字を書かずとも、なぐり書きのような文字でも、ちゃんと読み取ってくれます。一般的なキーボードと同様に予測変換にも対応しているので、ひらがなで書いて漢字に変換して入力できます。

 

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また、読み方がわからない漢字が入力できることも手書き入力の利点です。例えば、東京の世田谷区に「砧(きぬた)」という地名がありますが、読み方を知らないと、入力に手間取っちゃいますよね? ですが、手書きキーボードなら、その漢字を指でなぞって入力するだけでOK! しかも、変換候補に、読み方(かな)も表示されます。「この漢字、何て読むのかな?」というときの辞書代わりにも使えるわけです。

 

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この「mazec」はiPadとの相性も抜群です。iPadのソフトウェアキーボードに入力しづらさを感じている人は少なくないと思います。QWERTYキーでの入力に慣れない人は、ぜひ手書き入力を試してみてください。やや高額なアプリですが、iPhoneとiPadの両方で活用できるのであれば経済的です。

 

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外国語に翻訳できるキーボードは?

英文メールを素早く書けたらいいのになぁ……でも、英語には自信がないしなぁ……という人にも便利なキーボードがあります! 「Simeji」(無料)というアプリです。

 

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「Simeji」は基本的な機能はすべて無料で使えます。ユニークな顔文字、アスキーアートなども充実しているので、友達との気軽なコミュニケーションを楽しみたい人は、インストールしておいて損はないと思います。

 

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「Simeji」には月額240円で機能を拡張できるプレミアムサービスがあります。これに登録すると、入力した日本語を、すぐに英語、中国語、韓国語に訳して入力する機能が使えます。

 

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いわゆる機械翻訳なので、ネイティブな文章にはならないこともありますが、ちょっとした連絡なら、ささっと翻訳してメールで送れます。中国語や韓国語への切り替えもキーボード上で行えます。

 

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追加したキーボードを設定するには?

なお、App Storeで購入したキーボードをiPhoneで使うには設定が必要です。「設定」→「一般」→「キーボード」に進み、「キーボード」を選択して「新しいキーボードを追加…」をタップ。

 

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追加したキーボードは「他社製キーボード」欄に表示されるので、それを選択しましょう(ここでは「Simeji」をタップ)。

 

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キーボードの一覧画面に「Simeji」が追加されます。それをタップしましょう。「フルアクセスを許可」をオンにすると、デフォルトのキーボードと同じように、検索やメール、メモなど、文字入力を必要する場合にいつでも使えるようになります。

 

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以上いかがですか? あなたの相性の良いキーボードが見つかりますように……。

 

(取材・文/村元正剛

むらもとまさかた/ITライター むらもとまさかた/ITライター

iモードが始まった1999年からモバイル業界を取材し、さまざまな雑誌やWebメディアに記事を寄稿。2005年に編集プロダクション「ゴーズ」を設立。スマホ関連の書籍・ムックの編集にも携わっている。