今秋にも発売される新型スバル・インプレッサ。

走りや見た目のクオリティアップを果たしているだけでなく、「アイサイト3」に加えて、歩行者用エアバッグも全車標準装備するなど、さらに安全性が引き上げられています。

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ボルボV40、ディスカバリー・スポーツなどのランドローバーに続いて採用される歩行者用エアバッグ。ボルボがV40に世界初で搭載した時、スバルでは鋭意開発中だったそうです。

新型インプレッサの歩行者エアバッグは、20〜30/1000秒で衝撃を検知し、その後30〜40/1000秒でエアバッグが開くというもの。

新型インプレッサ用の歩行者用エアバッグは、歩行者との衝突により写真のセンサーチューブ(ボッシュ製)が押されると両サイドで圧力を受けて作動します。

センサーチューブ内の温度にも左右されるため、温度センサーが追加されており、温度補正することで正しく作動します。なお、エアバッグの袋はタカタ製、ガス発生剤(インフレーター)はオートリブ製を採用。

歩行者エアバッグが検知して、作動する範囲はフロントセクションのほぼ全幅をカバー。写真(下)では少し分かりにくいかもしれませんが、センサーチューブは両サイドまで配置されています。

作動範囲は、Aピラーは頂点の少し下、地面から2m20cmくらいまでカバーしているそうですから長身の人でも対応。なお、子どもなど身長が低い場合は、ボンネットフードが柔らかく設計されて頭部保護によりカバーするとしています。

新型インプレッサに搭載される歩行者用エアバッグは、ボルボなどと違いがあるのでしょうか。

ボルボのそれは両側にヒンジがあり、火薬でロックを解除し、エアバッグで持ち上げて隙間を作って開かせるという高価なシステムになっていますが、新型インプレッサでは、フロントスクリーンとワイパー、フードの狭い隙間からエアバッグを出して、フードの上にもエアバッグを出すというのが特徴であり、最も苦労した点だそうです。

低コストで作ることが可能になったという新型インプレッサの歩行者用エアバッグですが、そうはいってもコスト面からユーザーの理解が得られるかも気になります。

その点については、正面から歩行者とぶつかった際に、Aピラーに頭をぶつけるとほぼ100%厳しい状況、つまり死亡事故に直結するそうで、ほかにこうした顕著な事例はないことから採用に至ったそうです。

(文/写真 塚田勝弘)

世界で3番目の新型インプレッサに採用された歩行者エアバッグの秘密は? ボルボとの違いは?(http://clicccar.com/2016/07/26/388588/)